広告の表示回数(インプレッション数)の増やし方

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リスティング広告を運用する上で大切な指標というのはこのコラムでも今まで書いてきましたが、今回はあまり重要視されていないような気がする指標、広告の表示回数(インプレッション数)の改善方法を書きたいと思います。
あまり重要視されていないと書きましたが、クリック数やクリック率などそのほかの指標を改善するときに、合わせて広告の表示回数を改善しなければいけないときがあるので、リスティング広告を運用する上では大変重要な指標の一つです。

広告の表示回数が少ないと感じた場合、以下2つの改善方法があると思います。
・広告の表示回数を抑えている原因を解決する
・広告の表示回数が増えるよう追加する

まず「広告の表示回数を抑えている原因を解決する」というのは、リスティング広告はキャンペーンごとに1日の予算を設定することが出来ます。
多分たいていの場合、この1日の予算の設定を行っていると思いますが、この設定が低い場合、自動的に広告表示をセーブされてしまいます。
なので、この1日の予算を引き上げる、適正な予算に設定することで広告の表示回数は上がります。
また予算の設定に関して、表示回数を抑えられてしまう原因に「上限クリック単価」の設定金額も関係してきます。

Yahoo!リスティング、Google広告が1日の予算と、設定してある上限クリック単価を基に、今までの実績なども踏まえて「クリック単価は○○円だから、これくらいの表示回数で1日の予算がちょうど終わるな~」と自動で調整しています。
例えば、極端な話ですが1日の予算を3000円にして、上限クリック単価を3000円だった場合、Yahoo!リスティング、Google広告は「1日で1クリックさせるための広告表示回数」になってしまうということです。

なので、広告の表示回数を増やしたい場合、1日の予算と上限クリック単価の設定はバランスよく設定することが重要です。
新しくなったGoogle広告のキーワード見積もりツールを使うと、1日の予算に対して上限クリック単価をいくらに設定するとクリック数を最大化できるかというのがわかるので、それも参考にしてもよいかもしれません。(※あくまでも参考程度に)

新しいGoogle広告キーワード見積もりツール

新しいGoogle広告キーワード見積もりツール

その他、広告の表示回数を抑えている原因としまして、「キーワードの品質スコアが低い」ということも考えられます。
品質スコアが低いと上位掲載されず、クリック単価が高くなるばかりか、あまり低すぎると広告表示すらしてもらえない場合がありますので、定期的に品質スコアを確認し、改善していくことも表示回数を増やす方法の一つとなります。

広告の表示回数(インプレッション数)の改善策2つ目「広告の表示回数が増えるよう追加する」というのは、主にキーワードの追加となります。
キーワードを追加する際、Yahoo!リスティングでもGoogle広告でも入札しているキーワードとは別で、実際のユーザーが検索したキーワード「検索クエリ」がレポートで出すことが出来るので、検索クエリを基に追加するキーワードを検討します。
または、別の切り口としてのキーワード群(広告グループ)を追加するのも良いと思います。新しいお客の創出にもなりますし。

広告の表示回数は上記以外でも、例えば季節要因とかでも変化する事があります。そういった事も含めて改善施策を考えなければいけないと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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