アフィリエイトサイトをリスティング広告に出稿する時の注意点
公開日: 2012年12月10日
リスティング広告を使ってアフィリエイトサイトを運営されているという方もいらっしゃると思いますが、Yahoo!リスティング、Google広告共にアフィリエイトサイトを出稿する際、審査に通らないというご相談をたまにいただくことがあります。
アフィリエイトとは、例えばある商品を販売しているサイトへのリンクをアフィリエイトサイトに貼り、そのアフィリエイトサイト経由で商品が売れた場合に決められた成果報酬を受けることが出来る仕組みの事です。
リスティング広告を使うことでそれ以上のリターンを得ることが出来る商品やサービスもあるため、アフィリエイトサイトを運営されている方は色々と考えて、どうにか出稿できるように四苦八苦されている方もいますが、「アフィリエイトは出稿できないから・・・」とリスティング広告以外の手段を選んで運営されている方もいらっしゃいます。
そもそも、企業にとってアフィリエイトサイトを使った集客方法が良いのか悪いのか・・・という話はここでは置いておきますが、Yahoo!リスティングもGoogle広告もアフィリエイトサイト自体を禁止しているのではないので、きちんとガイドラインに沿ったウェブサイトにすれば出稿することは可能です。
まずYahoo!リスティングについて、掲載ガイドラインには以下のような説明があります。
・アフィリエイトサイトの広告表現
成功報酬型広告契約またはアフィリエイト・プログラムに基づく場合、提携先サイトと誤認されないようにしてください。
誤認される可能性のある広告表現の場合、必ずアフィリエイトサイトである旨を明記してください。バナー広告を用いる場合は「アフィリエイト広告」の文言を明記してください。
もちろん独自のコンテンツ不足や根拠のないランキングアフィリエイトサイトなど、上記以外でガイドライン違反をしてしまったら、リスティング広告には掲載されませんが、基本的には上記のことを守っていればアフィリエイトサイトは出稿する事ができます。
Google広告について、アフィリエイトサイトが「ブリッジページ」と認識された場合、広告出稿が出来なくなります。
以下、Google広告公式ブログにブリッジページに関する説明があります。
ブリッジページとはアクセスしたユーザーにとって有益となる独自のコンテンツを提供することなく、別のドメインへ誘導することを主目的としたウェブページ、またはサイトの構造を指します。
つまりユーザーがこのアフィリエイトサイトを経由しなくても、直接その商品やサービスのサイトへ訪れていればよかったと感じるようなサイトやページについては、ブリッジページとみなされて審査NGとなってしまいます。
また
・広告をクリックさせることを目的としたアフィリエイト サイト
・ドロップ シッピング
も同様に許可されません。
ただ、例え他のサイトへの誘導を目的としたサイトであっても独自コンテンツが豊富で、ユーザーに有益な付加価値をもたらすサイトは、許可される場合がありますという説明もあります。
具体的には
・複数の条件を指定できる高度な絞込検索機能
・ユーザーが気になる製品をピックアップし商品を並べ替えることができる比較機能
・一括資料請求機能
そのアフィリエイトサイトに設置してある絞り込み検索機能などで、検索ユーザーが自分に合った商品やサービスを調べることが出来るサイトであれば、それは独自のユーザーにとって有益なコンテンツだと判断され、掲載OKとなるということです。
Yahoo!リスティングもGoogle広告も上記の方法でリスティング広告へ出稿することは可能ですが、ガイドラインに抵触している部分が1ヶ所ではない場合もあるので注意してください。
こうして見ると、特にGoogle広告はアフィリエイトサイトにとって敷居が高く感じるかもしれませんが、出稿できないわけではないので独自性の高いユーザーにとって有益なコンテンツを用意し色々と試していくもの良いかもしれませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
