まず自社の商品やサービスを深く理解するところから
リスティング広告をはじめる時には「ターゲットユーザーは誰なのかを深く掘り下げよう」とか「競合他社を把握して調査をしっかりしよう」というように言われています。
もちろん、ターゲットユーザーを知ることも、競合調査をする事もとても大切で、それがなければリスティング広告で失敗する可能性が高くなるわけですが、それと同じくらい大切な事は自社の商品やサービス、自社自身を知ることです。
自分の会社ではどういう事がお客様に対して提供できるのか、扱っている商品はどういうものでどういう時に使うものなのか、という所を今一度認識した上で、ターゲットの選定や競合調査などを進めていく事が大切です。
そもそも、自社で扱っている商品やサービスがどういうものなのか把握していなければターゲットユーザーが誰なのかというのもボンヤリし、定まらないですし、ターゲットユーザーが定まっていないのであれば、ネット上での競合他社だってどこなのか・・・という事にもなってしまいます。
「自分で扱っている商品の事なんて自分が一番よくわかっているよ」という方もたくさんいらっしゃると思いますが、もう一度客観的に、自社の強い部分と弱い部分はそれぞれどこなのか、という所を見直してみると良いと思います。
自社の強い部分、弱い部分をしっかりと認識しておくことで、ネット上で「誰をターゲットユーザーにすべきなのか」が明確になりますよね。
競合他社に対しても「違いはどこなのか」という事をしっかり認識できるので、ターゲットユーザーへの伝え方、伝えるべき点も変わってきますよね。
自社の事はもちろんですが、自社で扱っている商品やサービスが複数ある場合には、共通する部分もあると思いますが、それぞれ考えていかなくてはいけません。
扱っている商品やサービス、自社の事を知った上で、改めてターゲットユーザーは誰なのか、競合他社はどこでどういった強みがあるのかという競合調査をしていくと、届けたいユーザーへより明確なメッセージを伝える事が出来るようになります。
特に競合他社が多い業界であれば尚更、自社の商品やサービスを知る事が重要になってきますよね。
ターゲットユーザーも曖昧にしてしまい、伝えるべきメッセージも本来見てもらいたいユーザーに届けられなければ、また、埋もれてしまっていてはなかなか成果を上げることは難しくなります。
そうならないためには、ユーザーを絞り込んで競合他社との差別化を図っていかなければいけませんが、そのユーザーの絞り込みや競合他社との差別化をする上で、自社の商品やサービスを知ることは欠かせません。
「自社の商品やサービスを知る」という事は、簡単なようで客観的に見れないなどなかなか難しい作業ではありますので、様々な人からの意見を聞いてみたり今までの販売の傾向を調べてみたりと、色々とやってみると良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智