アクセス解析のコンバージョン率とリスティング広告のコンバージョン率

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リスティング広告に限らず、ウェブでの施策や集客というのは全て数値として効果を確認する事が出来ますよね。

もちろん、実店舗を経営されている場合には、その集客だったり、そこからの売り上げというのは、リスティング広告の管理画面にもアクセス解析の数値にも反映はされませんが、来店数や売り上げは数値になりますので、そういった事も含めながら最適化していくと、よりパフォーマンスの高いコウック活動に繋がっていくのだと思います。

また、ECサイトのようなウェブ上で完結するものであれば、それこそ「数値」が非常に重要で、ある意味「数値と戦っている」というような運営をされている方も多いと思います。

ウェブサイトを運営するにあたって、「コンバージョン率」を気にされる方は多いと思います。

お問い合わせ完了や購入完了といったコンバージョンに、ウェブサイトを訪問した人の何%が達したのか、という数値ですが、アクセス解析上のコンバージョン率とリスティング広告のコンバージョン率とでは少々考え方が変わってきます。

仮にアクセス解析上のコンバージョン率が前月と比較して急激に下がってしまった、という事態になってしまった場合、まずは慌てずにその他の数値を確認してみる必要があります。(なんだってそうなのですが)

コンバージョン率とは、先程も書いたように、ウェブサイトへ訪問をした人のうち、コンバージョンまで達した人の人数の割合なので、当然母数(アクセス数)が多くなれば、コンバージョン数が同じでもコンバージョン率は下がります。

アクセス解析のアクセス数はリスティング広告だけではなく、自然検索や参照サイトなど様々なところからの流入も含まれたアクセス数になります。

たまたまテレビなどメディアで自社の商品やそれに関連するものが紹介されて、たまたまどこかのページが自然検索で上位になっていて、購買意欲の低い、興味本位のユーザーが自然検索から流入してきた、なんてことも考えられますよね。

購買意欲が低いユーザーなので、もちろんコンバージョンまでには至っていませんが、少なからず認知してもらう事は出来ているとも言えます。

これがきっかけで、後日何かの時に思い出してもらえるかもしれませんし、購買意欲が高まったときの選択肢の一つになるかもしれません。

また、もしそういった一時的なアクセス数の増加ではなく、何か新しい、定期的な流入が見込める流入先が出来ていたとしたならば、そこから次はコンバージョンへとアクションを起こしてもらうような施策を考えていく事も出来ます。

なので、ただ単にアクセス解析で「コンバージョン率が下がった」というだけで慌てるのではなく、”コンバージョン数”が下がっていないのであれば、あまり深刻に考えず、その原因を見極めて、時にポジティブに考えていく事も大切だと思います。

リスティング広告のコンバージョン率が下がってしまったという場合、リスティング広告は他の流入と違って広告費というお金が掛かっていますので、あまり楽観してもいられません。

もちろんクリック単価が下がり、コンバージョン数は変わらず、1件あたりの獲得コストも悪くなっていないのであれば、そこまで深刻に考えなくても良いのかもしれませんが、そうでないならば早急な対策が必要となってきますので気を付けなければいけません。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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