リスティング広告の簡単な問題点の見つけ方

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リスティング広告の運用を開始して、改善を行っていくときにはまず広告費用に対する目標数値と照らし合わせて、問題点を見つけなければいけません。

その問題点の見つけ方について、リスティング広告は色々な数値が出てくるので、なんだかそれだけで嫌になってしまいますが問題点自体は本当に簡単に見つける事ができるので、難しく考えず簡単に問題点を明確にしていきましょう。

問題点の見つけ方は、目標数値を達成しているかどうかという所から見ていくので、まず最初に設定した目標数値と現在のアカウントの状況を見て、お問い合わせや購入などコンバージョン数が足りていないのか、それとも費用対効果が合わないのか、の2つになると思います。

例えば以下のような条件で目標数値を立てたとします。

1ヶ月の広告予算:300,000円
目標コンバージョン獲得数:30件
1件あたりの目標獲得コスト:10,000円

このような目標を立てて、リスティング広告を運用開始した時には、結果として以下のどれかの状態になります。

1、コンバージョン獲得数30件以上、1件あたりの獲得コスト10,000円未満

2、コンバージョン獲得数30件未満、1件あたりの獲得コスト10,000円以上

3、コンバージョン獲得数30件未満、1件あたりの獲得コスト10,000円以下

1であれば、現状として目標数値をクリアしているので問題はありませんが今以上にパフォーマンスを高めていくために、さらにコンバージョン数を上げていくか、さらに1件あたりの獲得コストを下げていくかという改善になりますね。

1件あたりの獲得コストが目標数値よりもかなり低いという場合には、現状の1件あたりの獲得コストは多少上がっても良いので、少し切り口を変えて新たなターゲットへ訴求してみたり、コンバージョン率(CVR)を上げてコンバージョン数を増やしていくというような事が考えられますね。

2は、1件あたりの獲得コストが高いために結果としてコンバージョン数も目標数値をクリアできていない状態ですので、1件あたりの獲得コストを下げていく施策をしていかなくてはいけません。

具体的な施策例としては、クリック単価などは出来るだけ今のままか下げていく状態でコンバージョン率を上げていかなくてはいけませんので、無駄なクリックとなっている部分の削除や除外、ターゲティング機能を使った絞り込み、広告のリンク先ページ(ランディングページ)の改善などが考えられます。

3は、1件あたりの獲得コストは目標数値をクリアしているのにコンバージョン数が足りていない状態です。
この場合は1ヶ月の広告予算も余っている状態なので、まずは1件あたりの獲得コストの事は置いておき、クリック数を増やす事を考えていきます。

施策例としてはコンバージョンになっているキーワードや広告グループの広告表示回数(インプレッション数)を伸ばす、クリック率を上げるなどの施策が考えられますよね。

それぞれ広告の表示回数を伸ばす余地はあるか、そうするためにはどうするか、クリック率を上げる余地はあるか、そのためにはどうするかというように考えていくと改善が進んでいきます。

改善の施策に関しては、これ以外にも考えられると思いますし今回はかなりざっくりとした説明になりましたが、まずは問題点見つけて、改善の進むべき方向を明確にする事が改善の第一歩だと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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