アクセス解析で最低限抑えておきたいポイント
リスティング広告を運用している方の中には、アクセス解析をうまく活用しながら運用している方も多いと思います。
コンバージョン率(CVR)を上げるための改善をする際、問題点/ボトルネックを見つけるためにトラフィックデータを活用する事が出来たりしますので、アクセス解析は有効活用したいところです。
ただ、アクセス解析では様々な数値を見る事ができるので、それ故どこを見ていったら良いのかわからなくなる方もいらっしゃいます。
まずはあまり考えすぎず、以下の2点を確認するところからはじめてみると良いと思います。
・まずウェブサイトの流入の傾向を掴んで、変化があったらその変化の原因を探る
例えば、普段月~金曜日までは訪問数が多く、土日はものすごく少ないというウェブサイトがあるとします。
ある時、土日に平日を越える数の流入数があったという場合、まずはもちろんですがその変化に気付くことが大切ですね。
その変化に気が付いたら、その変化の原因は何かのかを考えます。
トラフックからどこの部分からの流入が増えているのか、という所を深堀していくと原因がわかりますよね。
その変化の結果が自分の施策した事による結果の場合もあれば、その他の外的な要因の場合など色々とあると思いますが、その結果を次の施策に役立てる事ができます。
・流入の傾向から「今現在どんな人がウェブサイトに訪問しているのか」を見る
アクセス解析は、ただアクセス数が多ければ良いというものではありません。
大切な事は「ターゲットに訪問してもらっているかどうか」です。
まずはきちんとターゲットに訪問してもらえているかどうかを検証し、ターゲットからの訪問がない、または少ない場合はターゲットの流入を増やすように施策をしていく必要があります。
アクセス解析を見て、自社サイトへターゲットの流入が多いという場合は、そのターゲットがどのように回遊しているのか、見てもらいたいコンテンツをきちんと見ているのかを確認し、問題点を見つけていく必要があります。
またコンバージョンに至ったターゲットの動きの傾向などからコンテンツの改善なども行っていくことも出来ますね。
アクセス解析はリスティング広告を実際に改善するときでも、ウェブマーケティング全体を見ていくときでもとても役立つデータを収集する事ができますが、まずは基本的な部分を抑えて、そこから自社にとって必要なデータを抽出していくと改善の大きな武器になると思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智