広告予算を集中投下して数値の改善をする時の注意

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リスティング広告を運用し、効果を上げていく方法として「効果の高いところに予算を集中投下していく」という事をこのコラムでも何度か書いていますが、この効果の高いところに予算を集中投下していくという方法、リスティング広告を改善する上で数値上では即効性も高く、確実に改善して行ける方法だと思います。

予算を集中投下していく部分としてはまず、キーワードや広告グループが挙げられますよね。
コンバージョンの獲れるキーワード、1件あたりの獲得コスト(CPA)が低いキーワードに集中して予算を投下する、同じ広告グループ内のコンバージョンが獲得できていないキーワードは出稿停止にする、キーワードのマッチタイプを完全一致以外にしている場合は除外/対象外キーワードを登録するなどをする事で、絞り込み予算を集中投下する事が出来ます。

入札単価の引き上げることで表示回数を増加させたり、掲載順位が上がる事によるクリック数の増加なども、広告予算を集中する事になるのかもしれません。

また、それ以外にも地域、時間、曜日、日にちや月など時期の成果を計測し、コンバージョンの獲れている所に対して集中していく方法もありますね。

さらにデバイスでも分けていく事が出来ます。

Yahoo!広告でも、Google広告でも管理画面でそれぞれの効果を確認する事が出来るので、そこで確認し改善していく事は出来ます。

実際に絞り込む場合でも、配信する地域、時間、曜日、日にちなどもキャンペーンの設定で出来ますので、あらかじめ設定しておけばあとは自動で絞り込んだところに自動で配信されていきます。

この他、自社の商品やサービスを購入してもらえる確率の高いユーザーに対して予算を集中投下していくという意味では「広告文でユーザーを分類して予算を集中投下していく」という方法も出来ますね。

ユーザーの中には同じ一つのキーワードを検索したとしても、当たり前の話ですが自社の商品やサービスを購入する人もいれば購入しない人もいます。

検索クエリが同じであったらキーワードでセグメントしていく事が出来ないので、そういう時に広告文を工夫してターゲットではないユーザーにはクリックをさせない→ターゲットからのクリックが増える→ターゲットに対して予算を集中投下、というようにすることも出来ます。

これは広告のリンク先ページ(ランディングページ)の内容でも同じ事が言えますよね。

ただこの広告文でユーザーを分けていく作業、完璧にやろうとするならターゲットは誰なのか、どんな人なのか、何に反応するのか、何を言えば伝わるのか、などをターゲットと向き合い、深く理解する事が求められますので、なかなか骨が折れる作業です。

まだ他にも色々とありますが、以上のように効果の高いところに対して広告予算を集中投下していくと、リスティング広告の改善は確実に進みます。

ただ1つ注意しておかなくてはいけないのが、最初にも「数値上では」と書きましたが、リスティング広告の数値が改善されたり、費用対効果が良くなったからといって、ビジネスが伸びていくとは限りません。

これもこのコラムで何度も書いている事ですが、リスティング広告を導入した時「売り上げを上げる事」や「ビジネスを伸ばしていく事」、「事業を成功させる事」というような目的があったのだと思いますので、数値の改善だけに目を向けるのではなく、その目的を忘れずに、その目的に合わせたリスティング広告の施策/改善をしていかなくてはいけないのだと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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