ボトルネックを見つけてコンバージョン率を改善する
リスティング広告の効果を改善するために、費用対効果を上げていくための施策の一つとしてコンバージョン率(CVR)の改善があります。
このコンバージョン率を改善する事で、今以上に効率良くコンバージョンを獲得する事が出来、費用対効果を高めてリスティング広告を効果的に運用していくことが出来るので、改善を行いコンバージョン率を上げていきたいところですが、そのコンバージョン率改善の一つの方法として広告のリンク先ページ(ランディングページ)やウェブサイトの改善をしてコンバージョン率を上げていく方法があります。
広告のリンク先ページやウェブサイトの改善と一言で言っても、それこそ方法はたくさんあると思いますので、まずは基本的な所として、アクセス解析の数値からウェブサイトの問題点となっているボトルネックを見つけて、その部分を改善していくという所から手をつけていったほうが良いかと思います。
まずアクセス解析で、広告のリンク先ページ(ランディングページ)の直帰率はどれくらいなのか、下層ページへの遷移はどれくらいなのか、お問い合わせフォームやカートへの遷移はどれくらいなのか、その後お問い合わせ完了や購入完了といったコンバージョンページへの遷移はどれくらいなのか・・・というように、一通り数値を出してみて、どこがボトルネックとなっているのか確認し改善策を考えていきます。
改善すべき箇所が複数見つかったときなどは、特別優先順位がない場合には「影響力のある部分」、「数値として改善しやすいと思われる部分」から改善していくと良いかもしれません。
影響力のある部分というのは、結果としてコンバージョン率が上がりやすい部分という事になります。
まぁ口で言うのは簡単ですが、そう簡単に改善できるものでもありませんので、数値として改善しやすい部分(数値があまり良くない部分)を変えていくという考え方も大切なのかと思います。
またあらかじめ流入からコンバージョンまでの経路を想定した上で、その経路に合わせて数値を出していく事で改善箇所が明確になるので、そういったところも改善をしていくポイントとなりますね。
リンク先ページやウェブサイト内の具体的な改善策は、それぞれだと思いますが、この改善をしていくときも「なぜここで躓いているのか」、「どうすればボトルネックを解消できるのか」というように仮説を立てて改善していく事が必要となってきます。
先日も少し書きましたが、「もともとターゲットからの流入でなかった!」というのであれば、アクセス解析の数値を見て改善をしたところで的外れになってしまうという事も考えられますので、その流入(リスティング広告)の部分は確認していかなくてはいけませんが、きちんとターゲットからウェブサイトへ流入しているのであれば、そのアクセス解析の数値は実際のターゲットの反応という事になります。
そのターゲットの反応をきちんと受け止めてどうすればコンバージョンページまでの流れを増やしていく事ができるのかを考えて改善していかなくてはいけないと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智