Yahoo!広告 ユニファイドキャンペーンを導入する時の注意点
先日、Yahoo!広告でも「ユニファイドキャンペーン」の導入が発表されましたね。
Google広告では今年から導入されている「エンハンストキャンペーン」とほぼ同じような機能で、1つのキャンペーンでPC、タブレットPC、スマートフォンと全てのデバイスに広告を出す事が出来るようになります。
1つのキャンペーンでスマートフォンの入札価格や地域別入札金額など調整する事が出来るので、管理はしやすくなると思います。
このYahoo!広告のユニファイドキャンペーンの移行時期ですが、現段階では5月15日(水)から、現在のキャンペーンからユニファイドキャンペーンへのアップグレードが可能となり、7月中旬には現在のキャンペーンは全てユニファイドキャンペーンへと移行されるようです。
また5月15日以降に作る新しいキャンペーンに関しては、全てユニファイドキャンペーンになってしまうため、従来のキャンペーンを作る事が出来なくなります。
このユニファイドキャンペーンの新しい機能については、2段階で投入されるようで、5月15日以からのユニファイドキャンペーンでは第1フェーズとして、広告文のリンク先URLの設定でスマートフォンで検索をしたユーザーに対してはスマートフォン用のランディングページが表示できるようになる「URLのパラメータ設定」や「スマートフォンへの入札価格調整率変更」、「スマートフォン向けの広告文」の各機能が投入されるようです。
第2フェーズは今年の夏以降という事になっていますが、追加される機能としては「地域別入札価格調整率」、「広告表示オプションの強化」などが予定されています。
このYahoo!のユニファイドキャンペーンが導入されるのあたり、現在のキャンペーンの設定が以下のようになっていると、アップグレード/自動移行された時に設定が変わるので注意し適宜設定を変更しなくてはいけません。
・現在の配信デバイスをPC、スマートフォンのみにしている場合
→新しくタブレットにも配信される
・現在の配信デバイスをスマートフォン、タブレットのみにしている場合
→新しくPCにも配信される
・現在の配信デバイスをPCのみにしている場合
→新しくタブレットにも配信される
・現在の配信デバイスをスマートフォンのみにしている場合
→新しくPC、タブレットにも配信される
・現在の配信デバイスをタブレットのみにしている場合
→新しくPCにも配信される
このユニファイドキャンペーンへアップグレードする際、元々のキャンペーンでPC、タブレットのみに広告配信をして、ユニファイドキャンペーンに移行してもスマートフォンへの広告配信を考えていないという場合、Yahoo!広告の資料では「自動でユニファイドキャンペーンへアップグレードが行われた場合にはスマートフォン入札価格調整率が-100%となるためスマートフォンへの広告配信は行われません」と書いてありますが、7月中旬に行われる自動アップグレード以前、5月15日から始まる手動でアップグレードする場合には「スマートフォン入札価格調整率」を「-100%」にする必要があるのだと思います。
現在のアカウントの構成や設定を見直す必要がある方もいらっしゃると思いますので、7月中旬の自動アップグレード前に自身のアカウントを確認し事前準備をしなくてはいけない場合には対応していかなくてはいけませんね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智