数値を改善する時はシンプルに考える
リスティング広告は広告の配信結果が全て数値として表れる広告ですので、その数値の意味と改善策をきちんと理解しておけば、広告のパフォーマンスを改善していく事が出来ます。
リスティング広告を自ら運用し担当している方であれば、そのリスティング広告の配信結果を見て、色々な部分を改善をしていきたいと考えてしまうかもしれませんが、目標を達成するための改善をするのであれば、基本的に改善する部分というのは「コンバージョン数」、「コンバージョン率(CVR)」、「1件あたりの獲得コスト(CPA)」の中のどれかになると思います。
「この3つ全てだ」という方もいらっしゃると思いますし、広告予算が限られている場合などは「獲得コストとコンバージョン率だけだ」という場合ももちろんあると思いますが、基本的にはこの3つのどれか、もくしは複数を改善する事でリスティング広告の成果を上げていく事が出来ます。
この3つの他にも、例えば広告の表示回数(インプレッション数)や広告のクリック率(CTR)、クリック数など、色々と配信結果の数値が出てきますが、これらの数値は、先述した3つの数値(コンバージョン数、コンバージョン率、1件あたりの獲得コスト)を改善していく為の指標という意味合いが強いと思います。
なので、リスティング広告を運用し、結果を確認したあとにコンバージョン数、コンバージョン率、1件あたりの獲得コストのどこから改善をしていくのが良いかを判断し、その数値を改善するためにはどの数値を改善するのか/何をしなければいけないのかという事をシンプルに考えていきます。
こうしてシンプルに考えると、色々な数字が出てきて一見難しそうなリスティング広告の改善も少しは「出来そうだ」と思えるかもしれませんね。
ただ、リスティング広告を開始する時の目標数値として、「広告予算○○万円でコンバージョン数○件、1件あたりの獲得コスト○千円以下」というように決めていたのであれば、コンバージョン数、コンバージョン率、1件あたりの獲得コストのどれを改善していくかもハッキリしますが、元々の目標が「売り上げを上げる」というような目標だった場合には、明確な目標数値を出していないために改善する部分がわからなくなる事もあるかもしれませんが、そこは「売上を上げていくためにはどこから・・・」というように考えていく事がベストなんだと思います。
そういった場合には、リスティング広告を導入する目的から目標数値を考えて、その数値を達成するための指標改善策を考えていくと、何をすべきかスッキリするんだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智