リスティング広告でうまくいかない時の心構え
公開日: 2013年5月14日
リスティング広告は他の広告媒体と比べて、比較的効果を上げやすい広告だと言われています。
きちんとした考え方を持って、競合他社との差別化を図り、狙っているターゲットにメッセージを届ける事で成果を上げていく事が出来ます。
ただリスティング広告を運用していると、うまくいくときもあれば思うように成果をあげられない時もあります。
リスティング広告の仕組みはわかっていて、使いこなしているのに成果が上がらない・・・、改善方法もわかっていて色々と手をうっているはずなのにコンバージョン数が伸びない・・・というような状況に陥る時もあります。
今は少し前と違い競合他社も増えてきており、ただ出稿するだけで売れる/お問い合わせが増えるという状況ではなくなってきているというように外的な要因も少なからず関係していると思いますが、リスティング広告を運用している担当者にとって、うまくいかない時というのは本当に心が折れそうになりますよね。
リスティング広告の運用でうまくいかない時の心構えとして、当たり前の話かもしれませんが、「そのうまくいかなかった結果をきちんと受け入れて、諦めずに前に進む気持ち」を忘れてはいけない事だと思います。
仮に目を覆いたくなるような結果が出たとしても、その結果から目を背けてしまっては次の改善策も出てきませんし、その現状から前に進む事が出来ません。
そもそもリスティング広告の改善作業とは現状分析→仮説→改善を繰り返していく事です。
改善をするための仮説は、「あくまでも仮説」なわけで、その仮説が合っているのか間違っているのかというのは検証してみなければわかりません。
数値の見方や今までの経験により、仮説の精度を上げる事は出来るかもしれませんが期待していた結果が出ないという事ももちろん考えられます。
なので、もし期待していた結果が出なかった時、効果を上げる事が出来なかった時にはその結果を見ていつまでもくよくよせず、その現状を真正面から受け入れて次の一手を考えていく、行動していくという事が大切です。
あまり考え込んでしまうと、自分自身のフットワークも鈍くなってしまいリスティング広告の特長の一つでもあるスピードを活かせなくなってしまいます。
そのままにしていてはパフォーマンスが悪いままどんどん広告費が消化されていってしまうので、出てきた数字を結果として受け止め、その結果を基にすぐに新しい改善施策へと取り組んでいく事がそれ以上の損失を防ぐ事に繋がります。
責任ある立場でリスティング広告を運用している方であれば、なおさらミスや失敗は許されないと感じてしまうかもしれませんが、先程も書いたように出てきた数値から仮説→改善の繰り返しが重要なので、もしあまり思わしくない結果が出たとしても、様々あるリスティング広告の改善施策の中で「これは違ったんだな。次行こう、次！」と思えるくらいの心構えも大切なのではないかと思います。
もちろんあまり楽天的なのもいけないのかもしれませんが、何事も前を向いて「改善していくぞ！」と取り組む姿勢というのは大切な事だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
