後発でも勝てるリスティング広告の運用方法
リスティング広告を導入されていない企業の方もまだまだいらっしゃいますが、以前に比べて出稿している企業が多くなったのも事実です。
業種によっては競合他社がすごく多くなってしまい、キーワード検索をしてみるとリスティング広告で30社、40社と出てくるときもあります。
そんな業種の場合、「いまさらリスティング広告を始めても他社が多すぎて付け入る隙がないんじゃないか・・・」と考えてしまう方もいらっしゃるようですが必ずしもそうではありません。
きちんとポイントを抑えて出稿すれば「後発でも十分勝てる」リスティング広告の運用が可能です。
競合他社が多い業種で、後発でも勝てるリスティング広告運用の主なポイントは、
・競合調査
・キーワード選び
・掲載順位
です。
競合調査はあたり前と言えばあたり前ですが、出稿を考えているキーワードで検索した際、出てくる他社のリスティング広告文、そしてクリックした先のLP(ランディングページ)を分析し勝てる要素を見つけて自社のリスティング広告文に反映させるというものです。この時、自社は競合の中でもどこと戦っているのかを意識するとなお良いかもしれません。
キーワード選びというのは、「ビックキーワードの取り扱いをどうするのか」と「キーワードを広げすぎていないか」という点に注意しましょう。
ビックキーワードは費用対効果が合うかどうかに尽きます。商品単価の高いものなど1件の成約で元が取れるというのであれば出稿したほうが良いですが、費用対効果が合わないようであれば出稿を見送るか、除外キーワードの設定などを活用して運用します。
キーワードを広げすぎていないかというのも同様に、同じ業界の競合他社でも「価格」を売りにしているところもあれば、「品質」を売りにしているところもあります。
自社がその業界の、どこで戦うのかを認識しそれに合わせたキーワード選びが大切だと思います。
掲載順位というのは、やはり後発であればあるほど掲載順位を上位に上げなければいけません。
下位であればあるほど、「広告の本当の効果がわからなくなってしまう」からです。
掲載順位に関しては予算の関係もありますが、ある程度出稿側でコントロールできるので、何十円かのクリック単価をケチってチャンスロスのはもったいないですよね。
リスティング広告はキーワード選びさえきちんとすれば、ターゲットがウェブサイトへ確実に訪問してもらうことが出来る広告です。
「ウェブはもう競合が多すぎて・・・」とか、「いまさらだし・・・」という理由でやらないのはすごくもったいないですし、戦略と戦術次第で後発でも十分勝てる広告だと思います。
またタイトルからはちょっと外れますが、『ターゲットから確実に訪問してもらえる』という点においてアクセス解析で訪問したユーザーの動きなどを数値で追うことも可能ですのでリスティング広告を継続する、しないにかかわらずマーケティング調査費と考えてリスティング広告を出稿しても損はないと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智