配信結果やアクセス解析の数値から仮説の裏付けを読み取る
公開日: 2013年6月4日
リスティング広告で費用対効果を高めながら運用していくためには改善していく事が不可欠となります。
リスティング広告導入後に、「あまり効果がないな」と感じた時には効果を上げていくための改善を、「そこそこ効果があるな」と感じた時にはさらに効果を高めていくための改善をしていく事が出来ます。
その改善をしていくためにはまず「問題点」を発見しなくてはいけませんが、この「問題点を発見する」という作業については、さほど難しい事はありません。
コンバージョン数が目標に達していなければ、そのコンバージョン数が問題点となりますし、さらに費用対効果を高めていきたいというのであれば1件あたりの獲得コスト（CPA）が問題点となります。
1件もコンバージョンが獲れていないという場合には、「1件もコンバージョンが獲れてない」という事が問題点となり、まず1件コンバージョンを獲るためにどうするのか、という事を考えていきます。
その、それぞれ1つの問題点に対して原因と改善策を考えていきますが、その原因の裏付けとして「現在のアカウントの状況」を見ていきます。
以前にも何度か書いていますが、リスティング広告の特長の一つとして「広告全ての配信結果が数値などで確認できる」という点があります。
リスティング広告を運用し、目標数値などと照らし合わせて問題点を発見する。
そしてそういった結果となってしまった原因について「こういうことかも？」というように仮説を立て、その仮説をアカウントの状況と照らし合わせて改善策を導いていきます。
例えばコンバージョンが1件も獲得できていなければ「そもそもターゲットユーザーが訪問していないのではないか」という仮説を立てる事ができますよね。
その際、入札しているキーワードの内訳を見直す事はもちろん、検索クエリを確認することで「本当にターゲットユーザーがクリックしているのかどうか」を確認する事が出来ます。
ターゲットユーザーからきちんと訪問してもらっているのにコンバージョンが獲得できていないという場合には、それこそ様々な原因が考えられます。
その原因について、リスティング広告の広告配信結果の数値や場合によってはアクセス解析の数値を確認し裏付けを取り、その仮説に対しての施策をしていきます。
リスティング広告の管理画面の数値やアクセス解析では、リスティング広告の改善はもちろんの事マーケティングに役立つ情報を数値から読み取る事が出来ます。
そのデータをきちんと活かして、リスティング広告やマーケティング活動の改善に役立てていきたいですね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
