管理画面でクリック率が100%を超えるという現象の原因
リスティング広告の管理画面でキーワードの配信結果等を確認していると、たまにクリック率が「200%」になっているものがありますよね。
クリック率とはユーザーが検索エンジンから検索を行い、その検索結果に広告が表示された数に対してのクリックされた割合の事なので、現実的には100%を超える事はないと思いますが、実際に「200%」になっていることがよくあります。
この現象、Google広告のヘルプには原因として以下の2つが挙げられています。
まず、アカウントのレポートはリアルタイムの情報ではありません。クリック数は 1 時間ごと、表示回数は数時間ごとに更新されます。このため、レポートの更新が完了するまでの間は、レポートのクリック数が表示回数を上回る可能性があります。通常、この現象は 1 日の終わり(アカウントに設定したタイムゾーンの午後 11 時 59 分)頃に発生します。
レポートに反映される数値、クリック数と広告の表示回数とではタイムラグが発生するという事みたいですね。
この現象の解決策として、サーバー上でクリック数と広告の表示回数のレポート処理が完了している翌日以降に、参照する事をオススメします、とあります。
2つ目の原因として以下のような記述があります。
検索結果や検索結果ページの広告がブラウザにキャッシュされることが挙げられます。このため、1 回の検索では広告表示回数は 1 回しか記録されません。一方、ユーザーがキャッシュを利用したブラウザ セッションで広告を複数回クリックした場合、レポートには複数のクリックとして表示されます。
上記2つの理由により、クリック率が100%を超えて記録されてしまう事があるようです。
そもそもクリック率が100%を超えるものはもともとの広告表示回数が1回とか2回というように少ない場合が多いので、この場合のクリック率はあまり気にする事はないと思いますが、気になった方は参考程度に覚えておいてください。
株式会社アイエムシー 大塚雅智