Google広告 競合状況の分析を活用する
リスティング広告は検索キーワードに応じて検索結果の画面に表示される広告で、その検索結果の画面には自社の広告と同様に競合他社の広告も表示されます。
なので、リスティング広告を運用する上で競合調査はとても大切な作業になりますが、Google広告では競合他社の状況を把握するためのものとして「競合状況の分析」というツールがあります。
入札しているキーワードなどがカテゴリに分けられ、そのカテゴリに出稿している他社の広告掲載結果と自社の掲載結果を比較して確認する事が出来るツールです。
ここで確認する事が出来る掲載結果は以下の4つです。
・クリック数
・表示回数
・クリック率
・平均掲載順位
「自分の広告のクリック率は他社と比較して良いのか、悪いのか」、「他社の広告表示回数ってどれくらいなのだろうか」というような事を知りたい場合に活用する事が出来ます。
この競合状況の分析を確認する方法は、Google広告管理画面内、一番上の「最適化」をクリック。
左のメニューから「競合状況の分析」をクリックすると確認出来ます。
競合状況の分析画面から、下記のように調べたい項目を選択して、競合他社との数値を比較する事が出来ます。
この競合状況の分析は、入札しているキーワード、検索クエリ、広告文、広告のリンク先ページの情報を基に出てくるので、必ずしも自社で狙っているカテゴリが全て出てくるとは限りません。
なので、自社にとって重要度の高いカテゴリに注目する事が大切です。
あと、この競合状況の分析ではそのカテゴリに属している競合他社の平均値となるため、個別の競合他社の数値は確認する事が出来ません。
Google広告で競合他社を調べるツールとして、この競合状況の分析ツールのほかに、オークション分析ツールもありますので、そういったツールも使ってアカウントの改善のヒントにしていくのも良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智