能力開発関連商材、情報商材をリスティング広告で出稿し審査NGになった時に見直すべき点
リスティング広告では様々な業種、商材を掲載する事ができます。
リスティング広告では出稿する広告全般に該当する掲載ガイドライン、掲載ポリシーが存在し、その基準をクリアしないと広告掲載できません。
また、そのガイドラインの中には業種、業態別で、個々に決められたガイドラインも存在し、商材によっては審査の関係上リスティング広告を出稿していく事が困難なものもあります。
そんなリスティング広告の掲載が困難だといわれている商材の一つとして「能力開発関連商材、情報商材」がありますよね。
ゴルフの上達法や英語の上達法といったものから、「○○万円稼げるどうの~」という怪しげなものまでインターネット上には様々な情報商材が存在しますが、そういった能力開発関連商材、情報商材についてYahoo!広告では以下のような個別の掲載ガイドラインが存在します。
27. 能力開発関連商材、情報商材(広く書店で販売されている一般書籍等を除く)
能力開発関連商材、情報商材(広く書店で販売されている一般書籍等を除く)に関する広告については、下記の掲載基準をリンク先のサイトにて満たす必要があります。
(1) 科学的な根拠データ等を示し、一般的に効果が検証されたものであるとしていること
(2) 利用者が冷静な判断をできるよう、客観的なデータを適切に盛り込んでいること
(3) 目的を達成するために必要となる費用総額の表示があること
Yahoo!広告に関しては、上記ガイドラインの基準、内容をクリアしていれば能力開発関連商材、情報商材でも広告出稿が可能だということです。
能力開発関連商材や情報商材の広告のリンク先ページ(ランディングページ)でよく見かけますが、大げさな表現、内容や効果を誇張するような表現などは、審査でNGになる可能性が高くなるのでそういった伝えかたの部分も見直す必要があります。
またネガティブな問いかけで不安を煽り、その後「○○するだけで~」というようなポジティブな表現で自社サービスの優位性へ誘導する事も、自己の優位性を客観性なく表現していると判断され審査で掲載NGとなる事が多いです。
Google広告に関しては能力開発関連商材、情報商材の個別の掲載ポリシーや明確な審査基準はありませんが、「不適切なビジネスモデル」、「不明瞭な料金体系」、「情報収集サイト」など、他の掲載ポリシーの影響なのか審査NGになる、品質スコアが全て1になってしまう、または強制停止になってしまい出稿できなくなるケースがあります。
このようにYahoo!広告、Google広告は能力開発関連、情報商材や形のないサービスに対しては以前から審査は厳しく、場合によっては掲載出来ない事もありますが、きちんとルールに則った形で出稿すれば広告を掲載していく事も可能になりますので、審査NGになってしまった場合には改めて掲載ガイドライン、掲載ポリシーを見直してみると良いかもしれません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智