リスティング広告スタート時のCPC(クリック単価)設定法
よくお客様から「クリック単価の入札額はいくらに設定するのが適切でしょうか?」
というご質問をいただく事があります。
リスティング広告の運用を行っていると、そこまでクリック単価にはこだわらなく
なってきますが(もちろん最低限はこだわります)やはり広告主にとって一番
わかりやすい数値、あとリスティング広告はクリック課金型だ!という意識が
強いからなのか、皆さんクリック単価の入札金額に関してこだわっているみたい
です。
では本題ですが、リスティング広告の入札金額はどうやって決めているのか。
私の場合、「経験と勘でザックリ」決めます。
こう書くと「なんだかいい加減だな~」と感じる方もいらっしゃると思いますが
クリック単価は初期設定よりも日々の調整のほうが100倍大事だから、
「ザックリ」決めてしまいます。
キーワード見積もりツールなどである程度の予算感は把握しておき、あとは
「こんなもんかな?」という程度で開始してしまいます。
お客様のご希望のCPA(獲得コスト)とCVR(コンバージョン率)を元に算出する
という方法もありますが、あまり意識し過ぎると良くありません。
クリック単価は抑えるに越したことはないので、最初の段階で低めに設定する
場合もありますが、クリック単価の入札金額が低いとそもそも広告自体表示されず、
結果、クリックも全くされないという事にもなりかねません。
なので、最初は「ザックリ」決めて広告をスタート後にキーワード毎に全体の
CTR(クリック率)と掲載順位を確認しつつ手を加えていく、というやり方をしています。
特にリスティング広告をはじめて出稿する場合など、キーワード見積もりツールなどの
予測数値とかけ離れている場合があるので、広告をスタートしてから2週間~1ヶ月くらいは
こまめにチェックしおかないといけないです。
その後、安定してクリックされるようになったら、入札価格の変更は基本的に
ただ「クリック単価が高いから!」という理由でするのではなくCPA(獲得コスト)や
CVR(コンバージョン率)を改善したい場合など、二次的な数値として変更、改善を行って
いきます。
CPAはなんとなくクリック単価と関係があるのはわかるけど、CVRを上げるのに
クリック単価って関係あるの?と考える人もいると思いますが 、実はすごく関係が
あります。
その話はまた今度させていただきます。
株式会社アイエムシー 大塚雅智