Google広告 地域ごとの入札単価調整を活用する
Yahoo!広告はユニファイドキャンペーンへ、Google広告はエンハンストキャンペーンへと、自動アップグレードも終わりリスティング広告でも新しい機能を色々と使う事が出来るようになりましたね。
配信するデバイス別でキャンペーンを分けて設定しなくても済むようになり、スマートフォンへの広告配信では入札価格の調整率を設定する事で簡単に効果的な広告配信も可能になりました。
さらにGoogle広告ではデバイス別以外にも地域別での入札価格の調整をする事が出来るようになっています。
地域ごとの入札単価の調整とは、設定している特定の配信地域に対して、通常の入札価格と比較して○○%引き上げる/引き下げるという設定が出来る機能です。
例えば東京、神奈川、千葉、埼玉と一都三県で広告配信している場合、東京はそのままの入札額で、神奈川は50%引き上げて、千葉、埼玉は30%引き下げるというような設定をする事が出来る機能です。
上記の例で言えば、入札額を100円に設定していた場合、東京はそのままの100円、神奈川は150円、千葉、埼玉は70円というように同一キャンペーン内で地域ごとに入札額をコントロールする事が出来ます。
地域ごとの入札単価を調整する方法は、まずキャンペーンから[設定]タブをクリックし[地域]を選択します。
すると、現在ターゲティング設定をしてある地域が一覧で出てきますので、調整したい地域のチェックボックスにチェックを入れて、上にある[入札単価の調整]をクリック、もしくは入札単価調整比の部分をクリックすると調整する事が出来ます。
この地域ごとの入札単価調整ですが、実店舗型のビジネスでリスティング広告を活用されている方など、その地域ごとに入札単価の調整をして無駄な広告費を抑えるように設定するだとか、地域ごとに効果測定をして例えば効果の高い地域には入札額を通常よりも引き上げ機会損失を減らすような設定をするとか、効果の低い地域に対しては入札価格を引き下げて様子を見ていくとか、そういった施策をする事が可能です。
ちなみに現在では、この地域ごとの入札単価調整はGoogle広告のみでYahoo!広告では設定する事が出来ますが、Yahoo!広告のユニファイドキャンペーンでも今後のバージョンアップで地域ごとの入札調整が可能になるものと思われます。
株式会社アイエムシー 大塚雅智