コンバージョン数をさらに伸ばす時に確認するポイント
リスティング広告を運用して、ある程度のコンバージョン数を獲得出来てきた時に今の現状では満足できず、「さらにコンバージョン数を増やす事は出来ないか・・・」と考える方も多いと思います。
コンバージョン数を伸ばしていくための方法というのは様々、それこそ数限りなくあると思いますが、リスティング広告を運用してさらにコンバージョン数を伸ばそうと思った時には以下の点を確認してみてください。
・コンバージョン数を限界値まで高めているかどうか
まず現在狙っているターゲット層で、コンバージョン数を限界まで獲得できているのかどうか確認する必要があります。
例えば、予算の関係で表示回数などが抑えられてしまっているというのであれば予算の部分を見直さなくてはいけません。
ただ予算にも限りがあると思いますので、無駄な部分をそぎ落とし出来るだけコンバージョンが獲得出来る部分に予算を集中し、どれほどコンバージョン数が獲得出来るのかを確認していきます。
ただ「無駄な部分をそぎ落とす」という作業については、費用対効果が悪いがコンバージョンを1件でも獲得できているキーワードの場合、費用対効果が悪いからすぐに出稿停止するというのではなく、コンバージョンが獲得できている事をポジティブに捉え、その費用対効果が悪くなっている原因と解決策を探り、改善していく事でさらにコンバージョンを増やしていく可能性がありますので、その施策も検討して行ったほうが用と思います。
上記のように、今までの設定でコンバージョン数をある程度伸ばしていく事が出来たら、その次は新しく効率的にコンバージョンが獲得出来そうな山を見つけていくという作業をしていかなくてはいけません。
その新しいコンバージョンの山を見つける時のポイントは以下です。
・様々な仮説を立てて可能性を考える。
基本中の基本ですが、リスティング広告を運用して成果を上げていくためには、「お客様は誰なのか」「どういう状況で検索をして購買をするのか」という所からキーワード、広告文、広告のリンク先ページ(ランディングページ)を考えていく事が大切です。
その「誰なのか」とか「どういう状況なのか」というパターンが多ければ多いほど、幅広くコンバージョンを獲得出来る可能性が出てきます。
もちろんその数が多いからといって、必ずしも自社の商品やサービスのコンバージョンに繋がるわけではありませんが、それぞれそのパターンでは競合他社はどういった所でどういう見せ方をしているのか確認し、自社のサービス内容と見せ方を見直す事でコンバージョンを獲得する可能性が広がってきます。
「お客様は誰なのか」とか「どういう状況で検索するのか」という事について、「そんな事言われなくてもわかってるよ!」とか「何年商売やってると思っているんだ!」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここを意識する事はリスティング広告に限らずマーケティング活動の全体で考えても、非常に大切な事なので常に意識しておくことが重要です。
・予算や1件あたりの獲得コストはある程度余裕をみる。
最初から、今までの水準や目標値にラインを引くというように、予算や1件あたりの獲得コストをシビアに設定していると冒険出来なくなる恐れがあります。
今までなかった顧客層からコンバージョンを獲得するという事を考えると、業種・業態や商材によって変わってくると思いますが、まず最初はトントンか少しマイナスが出てもOKというくらいの気持ちも必要だと思います。
あとはその新たな層から、ある程度のコンバージョン数が見込めるというのであれば、そこから費用対効果の改善などをして、最適化をしていくというようなもので良いと思います。
以上、コンバージョン数をさらに伸ばす時に確認するポイントを少し書いてみましたので、コンバージョン数を増やそうと思った時には少し参考にしてみてください。
こういった方法以外にも、コンバージョン数を伸ばすための施策や考え方はたくさんあると思いますので、何事もトライ&エラーで色々と試していき自分なりのやり方を見つけていく事も大切だと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智