Yahoo!広告 スマートフォンの入札調整率の機能改善
先日、Yahoo!広告から新しい機能改善として「スマートフォンの入札調整率の機能改善」が発表されました。
具体的な変更点として、今までキャンペーン単位でしかスマートフォンの入札調整率を設定できなかったものが広告グループ単位で出来るようになるというもので、Google広告は以前から広告グループ毎に設定する事が出来ましたが、今回の変更でYahoo!広告でも出来るようになるそうです。
スマートフォンの入札調整率とは、スマートフォンで検索された時に適用される入札価格を通常設定している入札価格の何%にするのか調整できる機能で、現在、引き上げ率は0%~300%、引き下げ率は1%~90%(スマートフォンに配信しない場合は100%)で設定する事が出来ます。
例えば通常100円に入札価格を設定している場合、スマートフォンの入札調整率を50%に設定したら、スマートフォンで検索が行われた時の入札価格は50円になるという事です。
現在ではキャンペーンの設定画面の[ターゲティング設定]の編集から設定する事が出来ます。
そのスマートフォンの入札調整率の設定が、今まではキャンペーン単位でしか出来なかったものが今後は広告グループ単位でも設定する事が可能になるという事のようです。
今回の機能改善で、広告グループ単位でスマートフォンの入札調整率の設定が出来るようになりますが、キャンペーン単位で入札調整率を設定して、さらにその中の広告グループでも違う値の入札調整率を設定した場合には広告グループで設定した入札調整率が適用されるという事です。
ただ注意しなくてはいけないのが、キャンペーンでスマートフォンの入札調整率を「-100%」に設定していた場合、その中の広告グループ単位で別の値の入札調整率を設定したとしても「-100%」の設定になってしまうようです。
この広告グループで設定したスマートフォンの入札調整率が適用される点、キャンペーンで-100%に設定した場合は広告グループで他の値に設定したとしても-100のなってしまうという事はGoogle広告でも同様です。
ちなみにこの機能が適用されるのは2013年9月4日との事です。
株式会社アイエムシー 大塚雅智