時間別、曜日別配信でも入札調整率を活用する
リスティング広告では、少し前では考えられないほど様々な機能が追加され出稿する側にとっても効果を見ながら無駄な広告費を生まないように広告配信する事が出来るようになりました。
その中の一つとして時間別配信、曜日別配信の入札調整率の設定があります。
リスティング広告を運用していき効果測定をした時に、コンバージョンが発生しやすい、または費用対効果の高い時間帯や曜日、その逆でコンバージョンが発生しにくい、費用対効果の悪い時間帯や曜日というような傾向がわかってくる事があります。
そうした時に、例えばコンバージョンが発生しやすい時間帯には、通常の入札額を30%引き上げてさらにコンバージョン数を増やしていくというように自動で調整する事が出来るのが、時間別の入札調整率の設定です。
またコンバージョンが発生しにくい時間帯や曜日があった場合、確かにコンバージョンは発生しにくいけど、少数だがコンバージョンが発生しているというケースでは、その期間オフの設定にしてしまうと機会損失になる事も予想されるので、そういう時には入札調整率で-20%というような設定をして、予算の無駄を削減していくという使い方も出来ます。
設定方法はYahoo!広告の場合、キャンペーンの設定から[ターゲティング設定]の曜日、時間帯を[設定する]を選択し[新規追加]を選択するか左のカレンダーの中からも設定する事が出来ます。
この中で曜日、時間帯等を選択し、その下にある「入札調整率」から[引き上げ率]、[引き下げ率]を選択し、数値を入れると、その指定した時間帯にその調整した入札額が適用されます。
Google広告では、キャンペーンの[設定]タブから[広告のスケジュール]をクリックし、[広告のスケジュールを編集]から、時間、曜日を指定します。
そうするとスケジュールの一覧が表示されるので、調整したい曜日と時間の横にある[入札単価調整比]の部分をクリックし、[引き上げ率]、[引き下げ率]を選択、数値を入力する事で設定完了となります。
この時間別、曜日別の入札調整率のみならず、ターゲティング設定はリスティング広告を成功させる上では非常に重要な設定であり大変重要な考え方ですので、有効活用してさらなるコンバージョン数の獲得や費用対効果の改善をしていきたいですね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智