アクセス解析で興味関心の高いユーザーを見つける方法
リスティング広告の運用をより良いものにするためにはアクセス解析を併用する事が欠かせませんが、活用法の一例として『興味関心の高いユーザーを見つける』事が挙げられます。
アクセス解析でキーワードを見てみると、そのキーワードごとに
・訪問数
・平均ページビュー数
・平均サイト滞在時間
・新規の訪問の割合
・直帰率
など、確認する事が出来ますが、例えばそのキーワードをグループごとに抽出してそのグループ単位での数値を確認するとリスティング広告での改善がスムーズに行えます。
例えば以下のようにキーワードフィルタに抽出する語句を入れて実行すると
その語句が含まれているキーワード、複合キーワードが出てきて、その合計が一番上に表示されます。
以下の数値はリスティング広告サイトの数値です。
「運用」と「改善」で数値を見てみました。
数値の上では「運用」で抽出したほうが良い結果が出ています。
「リスティング広告の運用」というと、全てではありませんが「代行してくれる業者を探している人」などがユーザーとして想定できます。
「リスティング広告の改善」というと、これも全てではないと思いますが「自分で改善する方法はないものか」というユーザーが想定できますよね。
なので、このサイトに関しては「自分で改善するために改善方法を探している人」よりも「代行してくれる業者を探している人」のほうが興味関心が高いのではないか、という仮説が立てられます。
その仮説に基づいて、次の施策や改善の一手を考えていけばスムーズに改善する事が出来ます。
興味関心の高いところの広告表示回数を上げるのか、クリックを増やすのか、もしくは興味関心の低いところを高めるためにサイト内のコンテンツの変更をするのか、それともバッサリ切り捨ててしまうのか・・・、などなど、施策は様々考えられます。
もちろん、サイトの構成によって必ずしも滞在時間やページビュー、直帰率が良いから興味関心が高いユーザーだとは限りません。
自社のサイトの構成を目的から改めて見直したうえで数値の確認をしたほうが良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智