適切なキーワード数はどれくらいなのか
公開日: 2013年9月25日 ／更新日: 2020年9月24日
リスティング広告の運用に関して、「キーワード数は大体どれくらいの数を入札しますか？」というご相談をいただく事があります。
あまりキーワードの「数」にこだわった事がないので、そのように質問されると少し困ってしまいますが、実際にどれくらいのキーワード数が適切なのかというのは広告の予算であったり、入札するキーワードの検索ボリュームであったり、細かい事を言えばコンバージョン数やコンバージョン率（CVR）、広告のクリック率、キーワードの品質スコアなど様々なものが関係してくるので一概には言えません。
限られた予算で1つの商材を、絞り込んだターゲットに対して訴求していくというときには数十キーワードで勝負していく事もありますし、取り扱う商品が多いECサイトであれば、メインとなるキーワード自体が多くなるので、そのキーワードと様々なサブキーワードを掛け合わせたりしていくとあっという間に数千キーワードになってしまいます。
なので、キーワード数自体は特別意識していませんし、あまり気にする必要もないと思います。
確かにキーワード数が多いと管理が面倒になってしまう事もありますが、そうならないためにアカウントの構造を理解し、きちんとした構成でアカウントを作っていけば特に問題はありません。
話は逸れますが、そもそも手間を惜しんでしまってはうまくいくものも、うまくいかなくなることが多いので、キーワード数が多いと面倒だからという理由でキーワード数を減らしても多分うまくはいかないと思います。
そこから費用対効果を上げていくため、コンバージョン数をもっと増やしていくためにキーワードの効果測定をして、必要であればキーワードを増やしたり減らしていくなどの最適化をしていきます。
コンバージョンが効率よく獲得出来ているキーワードがあり、予算によるインプレッションの損失が発生しているならば、キーワードを減らし、その分の予算を効果の出ているキーワードへ回していくもの一つの方法です。
またもっとコンバージョン数を増やしていきたいと考えたならば、コンバージョンしているキーワードからターゲットを想像し、そのターゲットに合わせたキーワードを追加するというのも一つの方法になります。
そういう施策を繰り返していき、広告費とコンバージョン数と費用対効果のバランスが良い状態のキーワード数が結果として適切なキーワード数という事になるのかもしれませんね。
もちろん、リスティング広告の運用方針にもより変わってくると思いますが、究極は絞り込んだ少数のキーワードで、検索ボリュームも多く、それこそ100%コンバージョンするようなキーワード構成が良いのかもしれませんね。
さすがに100%は現実的に無理かもしれませんし、数は獲れないことも多いですが、最適化をしていき最終的にはコンバージョン率10%～15%ぐらいであれば不可能ではないラインだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
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