時間帯でキーワードの入札価格をコントロールする方法
リスティング広告では、ただ出稿したいキーワードを入札して広告を表示させるというだけではなく、様々なターゲットの設定をする事が出来ます。
その中の一つとして、「時間配信」というものがあります。
時間配信とは文字通り、広告を出稿したい時間を指定して広告を配信するという設定ですが、例えば効果測定をした結果、「広告を停止するまででもないんだけどクリック単価を少し抑えたい」という場合もありますよね。
そういった場合、Yahoo!広告でもGoogle広告でもスケジュール機能を使って設定をする事が出来ます。
Yahoo!広告の場合は、まず設定をしたいキャンペーンを選択し、[キャンペーンの設定情報]をクリック、ターゲティング設定の[編集]をクリックし、曜日・時間帯のところで[設定する]を選択します。
すると、設定画面が出てきますので、ここで設定をしていきます。
例えば、「0時から6時までは通常の入札価格より30%引き下げたい」場合は、[新規設定追加]をクリックしてその設定を行います。
ここで気をつけなければいけないのが、この「0時から6時まで入札価格を30%引き下げる設定」だけで終えてしまうと、それ以外の時間帯は広告がオフになってしまうので、0時から6時まで入札価格を30%引き下げる設定をしたあとに、改めて[新規設定追加]をクリックし、その他の時間帯に「引き上げ率0%」として設定しOKをクリックすると、任意の時間帯は入札価格を引き下げて表示し、それ以外の時間帯は今まで通りの広告配信設定が出来るようになります。
Google広告での設定も同様に、設定したいキャンペーンを選択し[設定]タブから[広告スケジュール]を選択し、[+広告のスケジュール]をクリックします。
広告スケジュールの編集画面から、まず入札価格を調整したい時間帯を選択し、保存をクリックします。
すると、設定した時間帯の一覧が作成されますので、チェックボックスにチェックを入れて[入札単価の調整]をクリックすると一括で設定する事が出来ます。
その後はYahoo!広告の時と同じように、このままでは設定した時間以外は広告配信されませんので、その他の時間も同じように配信設定し、入札価格の調整をしなければ今までのままの設定で広告配信する事が出来ます。
この時間帯で入札価格を調整する方法はそんなに難しいものでもありませんので、広告の効果を計測しつつ効率良く広告費を使っていくための施策の一つとしてやってみると良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智