Yahoo!広告 医療広告ガイドライン更新により掲載ガイドライン一部変更
リスティング広告には通常のガイドラインとは別に、掲載ガイドラインが決められている業種がありますよね。
金融業とか化粧品関係などがあり、通常のガイドラインはもちろん、その個別のガイドラインもクリアしないと広告を掲載する事が出来ません。
その個別に決められたガイドラインについて、今回Yahoo!広告では新たに「医療機関」が追加される事になったようです。
追加された医療機関に対しての新しい基準は以下の通りです。
<新基準>
1、日本国内の医療機関であること
2、所在地、連絡先の表示があること
3、医療機関の治療責任者の経歴(学歴および当該医療機関における勤務、経験年数がわかるもの)を表示すること。医療機関が老人ホームを運営している場合もこれに準じる
4、公的医療保険が適用されない治療技術が紹介されている場合は、公的保険が適用されない旨または診療金額が表示されていること
5、医療法および医療広告ガイドラインで規定されている内容を遵守していること
また、「広告作成における留意点」として、今回の医療広告ガイドラインの更新に伴い、クリエイティブからリンク先サイトについても広告として取り扱われる事になりましたので、医療法及び医療広告ガイドラインの内容を良く互角にに他抱き、法令などを遵守した広告作成をお願い致します、との事です。
医療広告ガイドラインで規制されている禁止表現例は以下のようなものです。
<禁止される表現例>
・手術前後の写真等による治療効果(広告できない事項の暗示的表現)
・著名人が当該医療機関の患者であること(優良誤認とされる広告)
・他の医療機関と比較して優良であること(比較広告)
・患者の体験談を紹介すること(客観的事実であると証明できない広告)
・費用を強調すること(品位を損ねる内容の広告)
「医療広告ガイドライン」厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/dl/shishin.pdf
ここに紹介されていたのものはごく一部であり、この上記厚生労働省の医療広告ガイドラインを見てみると、かなり細かく決められている事がわかります。
現在、リスティング広告でも病院、クリニックといった医療機関の広告も多数出稿されています。
今までもこのような医療広告についてのガイドラインはあったわけなので、現在出稿している方々は、今回のこの医療広告ガイドラインの更新についても理解しているのだと思いますが、今後この新しいガイドラインが適用されると掲載不可にされてしまう事も考えられますので、今一度確認してみると良いと思います。
ちなみに、Yahoo!広告のガイドライン変更が適用されるのは2014年1月6日(月)からだそうで、現在既に承認済みとなり広告を出稿しているものに関しては2014年2月3日(月)以降に適用されるという事です。
株式会社アイエムシー 大塚雅智