リスティング広告を初期段階で失敗しないために

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リスティング広告は本当に様々な業種・業界で活用されていますよね。数年前までは競合他社があまりいなかった業種でも、競合他社が多くなってきて困っているという方もいらっしゃると思います。

今でもリスティング広告を導入する会社が増え続けていますが、導入した直後に出稿をやめてしまう会社もあります。

出稿をやめてしまう理由は、大抵の場合「思っていたほどの成果をあげる事が出来なかった」という事なんだと思いますが、以前のように出稿している競合他社があまりいない状態で始めるのと、競合他社がたくさんいる状態で始めるのでは、成果の違いが出てくるのは当然と言えば当然と言えますよね。

なので、以前よりもリスティング広告を始める、導入する段階できちんと考えて出稿をしていかなくてはいけません。

リスティング広告は、あくまでも「広告」なので、他の広告媒体と同様にやってみなければわからない事はたくさんあります。「全てが全て成功します!」とはハッキリと言いきれません。

しかし、リスティング広告の特長や検索の仕組みをきちんと理解した上で、初期の設定であったりその後の改善をしていくと、出来るだけ失敗せず、仮に失敗したとしても致命傷にならずに開始できるのではないかと思います。

リスティング広告を始める際に、広告を出稿する地域や時間帯、広告を配信するデバイスなど決めなければいけない事が様々あり、どれも重要だと言えば重要なのですが、やはり一番重要なのは「出稿するキーワード」と「広告文」だと思います。

リスティング広告の特長の一つである「キーワード選定」は、どんなキーワードで検索をされた時に広告を出したいのかを決める作業で、逆に言えば商品やサービスを購入する見込みのないユーザーには極力広告を出さない作業であるとも言えます。

たまにお客様が運用されているアカウントを見せていただくと「これはどう考えても意味が広すぎるんじゃ・・・」というキーワードを入札している事があります。
そのこと自体、全てを否定するわけではありませんので、きちんとした考え方の元、そういう設定にしているのであれば問題ありませんが、あまり考えずに広すぎるキーワードを設定しているとかなり無駄なクリックが発生する恐れがありますよね。

キーワードの選定する際にあまり考えず、「関連するキーワードをとにかく出しておけばいい」とか「キーワードツールで出てきたキーワードを全て使えばいい」というように安易に決めてしまうと、広告費に占める無駄なクリックの割合が大きくなってしまうので、失敗する元となります。

きちんと「どんなキーワードで検索された時に広告を出したいのか」ではなく、「どんなキーワードで検索をする人が購入してくれるのか」という視点で選定する事が大切です。

またキーワードと同じように広告文についても注意しなくてはいけません。リスティング広告は万人に広く広告をするというものではなく、ターゲットとして考えている人に向けた広告です。

「広告文はクリック率が高いほうが良い」という方がいらっしゃいますが、クリック率は高ければ単純に良いというものではありません。

広告文はユーザーにクリックをしてもらうためのものではありますが、ターゲットではないユーザーにクリックさせないためのものでもあります。

例えばノートパソコンの専門店で「パソコン激安店」と広告文を作ったら、デスクトップのパソコンを探しているユーザーもクリックしますよね。

ノートパソコンの専門店であれば、デスクトップしか探していない人はターゲットになりませんので、クリックされると無駄なクリックとなります。
そういったミスマッチを避けるためにきちんと広告文で「ノートパソコン専門店だ」という事を明確に伝え、デスクトップを探しているユーザーにはクリックさせないというようにしていかなくてはいけません。

極論を言ってしまえば、「自社の商品を買ってくれる人だけにクリックされる」くらいの気持ちで広告文を作るように考えるもの良いのではないかと思います。

以上、リスティング広告を初期段階で失敗しないための方法として、キーワード選定の考え方と広告文作りの考え方を書きました。

もちろん最初に書いたように、これ以外にも設定の部分であったり、キーワードであればマッチタイプや除外キーワードの設定など、色々とやらなければいけないこともあり、どれも大切な事なのですが、広告としての基本中の基本である「ターゲットをきちんと見つめ、そのターゲットの視線に合わせた広告作り」を忘れずに進めていく事がキーワード選定でも公庫っく文作りでも大切なのだと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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