Yahoo!広告 電話発信コンバージョンの測定機能追加
昨年からスマートフォンの普及がかなり増えてきている事に伴い、リスティング広告でもスマートフォンへの広告配信の重要性がかなり高まってきています。
業種・職種によってはPCサイトよりもスマートフォンサイトのほうがより成果を出しやすいものもあるため、スマートフォンでのリスティング広告を有効に活用し、集客や販売をおこなっている方もいらっしゃると思います。
リスティング広告を運用している方であれば、「コンバージョン」がとても大切な指標である事は理解していると思いますが、メールフォームからのお問い合わせだけを広告の成果として計測するのではなく、電話でのお問い合わせもコンバージョンとして計測していこうというのが今回の追加機能なわけです。
スマートフォンはウェブサイトを閲覧する事が出来ますが、それ以前に「電話」なので、検索で探し物をしてウェブサイトを閲覧し、そのまま電話でお問い合わせをするという流れはすごく自然な事ですよね。
なので、その電話でのお問い合わせを計測するための機能が、今回Yahoo!広告で追加される「電話発信コンバージョン」という訳です。
以前よりGoogle広告では、この電話発信コンバージョンの計測をする事が出来ましたが、Yahoo!広告では出来ませんでした。
電話発信コンバージョンとは、スマートフォンやガラケーなどで検索をして、リスティング広告経由でウェブサイトに訪問し、そのウェブサイト内にある電話発信のリンクをクリックする事を計測するコンバージョン計測機能です。
これにより数をカウント出来るのはもちろん、通常のコンバージョンと同じようにどこからの流入であったのかなどを計測し、改善に役立てていく事が出来ます。
この電話発信コンバージョンの設定方法は、通常のコンバージョンの設定とは少し異なり、管理画面からコンバージョンタグを取得し、計測をするページに貼り付ける事と合わせて、「オンクリックイベントタグ」を設定しなくてはいけません。
ウェブサイト内にある電話発信へのテキストリンクや画像リンクにオンクリックイベントタグを作成し設置する事で、計測が可能となります。
ちなみに、この電話発信コンバージョンはリスティング広告の「電話番号オプション」の電話番号をクリックする/しないというのは全く関係がありません。
あくまでもリスティング広告をクリックして、ウェブサイトを訪問したユーザーがそのウェブサイト内で電話発信のアクションを起こしたときのみ計測する事が出来ます。
このYahoo!広告の電話発信コンバージョン昨日が使えるようになるのは、12月15日(日)からだそうですが、それに合わせて「アプリダウンロードコンバージョン計測機能」も一緒に追加されるとの事です。
電話発信コンバージョンの計測をする事で、今まで以上に成果を数値として見ていく事が出来ます。
そういった改善の材料が増えるという事はとても良い事ですので、積極的に活用していくと良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智