リスティング広告で無効なクリックが何回発生したか確認する方法
公開日: 2014年1月9日 ／更新日: 2020年9月25日
リスティング広告を運用する方にとって、ちょっと気になる問題の一つに「無効なクリック」がありますよね。
「競合他社がウチの広告を何度もクリックするから困っている」というご相談をたまにいただく事もありますが、もちろんそれについては相手方が認めているわけでも、他に何か根拠があるわけでもないので真相はわかりません。
一時期に比べてリスティング広告のパフォーマンスが下がってしまった原因の一つとして、そういった可能性があるという事をおっしゃっているのだと思いますが、このコラムでも以前から何度か書いているように、そういった課金だけを目的とした競合他社のクリックも含め、本来の目的とは違うクリック（無効なクリック）が発生した場合には、そのクリックはカウントされない、または課金されたとしても返金される仕組みになっています。
どうやって「無効なクリック」と判断しているのかというのは、Yahoo!広告、Google広告共に力を入れて対策をしていますし、そういった取り組みをおこなっている事は下記URLで発表しています。
・Yahoo!広告 「インターネットユーザーによるクリックのクオリティ管理」
http://promotionalads.yahoo.co.jp/quality/click.html
・Google広告「Googleの無効なクリックへの対策」
http://www.google.co.jp/ads/adtrafficquality/invalid-click-protection.html
この無効なクリックはリスティング広告の管理画面で確認する事が出来ます。その確認方法は以下のとおりです。
まずYahoo!広告は管理画面内、キャンペーン一覧から[表示]をクリックし[表示項目の編集]をクリックします。
そうすると、表示項目がたくさん出てきますので、[無効なクリック数]、[無効なクリック率]にチェックを入れ、適用をクリック。
Yahoo!広告 無効なクリック
すると、各キャンペーンの横に、その期間内に発生した無効なクリック数と無効なクリック率が表示されます。
Google広告でも同じように、管理画面内のすべてのキャンペーンページでキャンペーン一覧を選択、[表示項目]→[表示項目の変更]をクリックし、[掲載結果]の中に[無効なクリック]、[無効なクリック率]があるので、それを追加して適用をクリックすると確認する事が出来ます。
Google広告 無効なクリック
ちなみに、この無効なクリックの確認方法ですが、Yahoo!広告、Google広告共に、キャンペーン一覧のところでのみ確認する事が出来ます。
広告グループ、キーワード、広告文ではこの無効なクリックや無効なクリック率の項目が出てきませんのでその点だけ注意しなくてはいけません。
この無効なクリックですが、競合他社がクリックをしているというケースの他にも、意図とせず2回クリックしてしまった場合などにも適用されます。
また、これはハッキリ言って論外ですが、とんでもないものとして「他社のクリックをします！」という営業メールがたまに来たりすることもありますよね。
このような不正クリックをする業者にやられてしまったため、パフォーマンスが上がらず、リスティング広告から撤退するなんて事になれば、
皆さんはそういった業者を利用されることはないと思いますが、もしこういった不正クリックをする業者が幅を利かせていたならば、「パフォーマンスが上がらず、撤退する」という広告主が続出してしまい、結果としてYahoo!、Googleにとっても、損失に繋がってしまいますので、そういった事態に発展しないようにこの無効なクリックについての対策はしているようですよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
フォーム離脱を改善してリスティング広告のCVRアップ！対話チャット型メールフォームHospii
