Google広告 推定コンバージョンの計測

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昨年、Googleではエンハンストキャンペーンが導入され、スマートフォンやタブレット端末などでの広告の重要性が高まってきていますよね。

また1人のユーザーが複数のデバイスで検索をするなんて事も珍しくなくなってきました。

これにより、デバイスを跨いでコンバージョンに貢献しているのかどうかという事もリスティング広告の効果測定では考えていかなくてはいけない事なのかもしれませんね。

昨年末に、Google広告から「推定コンバージョン数」の計測がスタートしました。

この推定コンバージョン数とは、先程書いたようなPCからスマートフォン、タブレットからPCというように、デバイスを跨いでコンバージョンに貢献した数の事です。

例えば何かものを買おうと、最初は会社のパソコンで検索をして商品を探し、良さげなものを見つけたがその時は購入せず、その後、スマートフォンで再度先程のウェブサイトを訪問し、購入に至った、という場合など推定コンバージョンとして計測されます。

これにより、デバイス別での入札価格を決定する際などターゲティングをする時に参考にする事が出来ます。

この推定コンバージョン数の計測の仕組みは、Googleアカウントにログインしているユーザーを基本的には同一人物だと考え、計測しているとの事。

なので、家のパソコン、会社のパソコン、スマートフォンなど、それぞれ別のGoogleアカウントを持っており、それぞれにログインしていたとしたら、この推定コンバージョン数は計測されません。

管理画面での確認方法はキャンペーン、または広告グループ一覧の画面で、[表示項目]をクリック、[統計情報を選択]のところの[コンバージョン]をクリックすると、推定コンバージョン数などを追加して確認する事が出来ます。

Google広告 推定コンバージョン数

Google広告 推定コンバージョン数

現段階では、キャンペーン、広告グループ単位で数値を確認する事が出来ますが、キーワード単位では確認する事が出来ません。

またYahoo!広告ではこの推定コンバージョンが現段階では計測する事が出来ません。

このGoogle広告の推定コンバージョン数ですが、使用要件として「Google広告のコンバージョンがきちんと計測されている事」、「1日50件以上のコンバージョンが計測されている事」とあり、推定できるだけのデータが十分に無い場合には「総コンバージョン数の値と同じ」になるようなので、注意が必要です。

今回のこのGoogle広告の推定コンバージョン数以外にも、Googleではコンバージョン計測機能がどんどん進化するようなので、広告主としてはそういった有意義なデータを活用し改善に役立てていきたいところです。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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