Google広告 ラベル機能を活用する
リスティング広告は配信結果を測定し、効果を改善していく事が出来る広告です。
改善をしていくためには、きちんとした効果測定をしていかなくてはいけませんが、広告グループやキャンペーンでは分けられないカテゴリでターゲットを分けて効果測定をする時、レポートをダウンロードしてデータを編集して・・・というようにしなくてはいけませんがGoogle広告では「ラベル機能」で、そういった手間を無くす事が出来ます。
ラベル機能とはキャンペーン、広告グループ、キーワード、広告文をそれぞれ任意のカテゴリに分類する事が出来る機能です。
例えば、賃貸、売買ともに扱う不動産会社のウェブサイトで東京、千葉、神奈川をターゲット地域として、それぞれにキャンペーンを作りリスティング広告を出していたとします。
各キャンペーンの中には賃貸系の広告グループが複数、売買系の広告グループが複数設定してあった場合に、賃貸と売買どちらが反応が良いのか?を見ようとした時に、ラベルを使わない場合は、それぞれキャンペーン内の広告グループの中にある賃貸系のキーワード、売買系のキーワードをそれぞれ拾ってきて、エクセルでデータ編集して・・・としなければいけないところですが、あらかじめ賃貸系のキーワードには「賃貸」というラベルを、売買系のキーワードには「売買」というラベルを付けておけば、簡単にデータの比較をする事が出来ます。
このラベル機能、キャンペーン、広告グループ、キーワードの他に、広告文でも使う事が出来ますので、訴求ポイントの同じ別広告グループの広告文に対して同じラベルを張り付けて、訴求ポイントごとに効果測定するという事も出来ます。
このラベルの設定の方法は、ラベルを付けたいキーワード等を選択し、[ラベル]をクリック。
付けたいラベルを選択し[適用]をクリックするか、新しいラベルを作り[保存]で設定完了です。
1度付けたラベルを削除する場合には、ラベルを外したいキーワード等を選択し[ラベル]をクリックし、チェックが入っているラベルからチェックを外すだけで完了です。
このラベルの付いたものだけのデータを表示させる場合には[フィルタ]から[ラベルによるフィルタ]を選択する事で、確認する事が出来ます。
このラベル機能により、効果測定や管理が効率的になることは間違いありませんので、効果的に使っていきたいところだと思います。
現在、Yahoo!広告では、似た機能として(性質がちょっと違いますが)ウォッチリストというものがありますが、Google広告のラベル機能のように複数のラベルを作る事が出来ないのが難点ですよね。
株式会社アイエムシー 大塚雅智