リスティング広告の審査日数とその頻度について
リスティング広告は管理画面からキーワードや広告文、広告のリンク先URLを登録すれば広告を出稿する事が出来ます。
ただ、Yahoo!広告もGoogle広告もそれぞれ掲載ガイドラインが存在し、そのガイドラインに準拠しているのかどうか、審査が行われますよね。
その審査の対象となるものは以下の通りです。
・キーワード
・広告文
・広告のリンク先ページとウェブサイト
審査日数について、それぞれ公式に発表されているのは以下の日数です。
Yahoo!広告:通常3営業日
Google広告:ほとんどの場合1営業日以内
ただ、ガイドラインに抵触しそうな業種、個別のガイドラインが存在する業種を除いては、それほど時間はかからないのではないかな?という実感があります。
審査のタイミングについては、Yahoo!広告は「広告掲載開始前、もしくは開始後に審査を行う」とあり、Google広告は、「キーワードや広告文の追加、編集を行った場合、その都度審査が行われる」とあります。
これはYahoo!広告についても同様で、追加した新しい広告文のステータスには「配信停止(広告が審査中)」と一定期間表示され、広告は表示されません。
さらに、それぞれのヘルプには「最初に審査に通ったからといって、その後永遠に広告を出す事が出来るのかと言ったらそうではなく、広告審査は掲載ガイドラインに基づき、継続して行われます」、ということも書いてあります。
これは、キーワードや広告文を追加/変更する時にはもちろんですが、そういった時以外にも、審査が行われ、もし掲載ガイドラインに違反するものを見つけたら、掲載不可とするという事です。
以前、掲載ガイドラインに違反する表現を使いたいとおっしゃる方から、「最初の審査を通して、そのあと広告のリンク先ページ内の表現を変えてしまえば問題ないのではないか?」というご質問をいただいた事がありますが、上記のように継続して審査が行われているため、その様な事が出来ないようになっています。(もちろん故意に掲載ガイドラインを違反する事は論外ですが。)
また、キーワードも広告文も広告のリンク先ページにも何も変更を加えていないにも関わらず、突然審査が行われ、その結果掲載不可と診断されるケースもあり、その時の審査は、上記のYahoo!広告で3営業日、Google広告で1営業日以内という期間を大幅にオーバーするものもあります。
エステやクリニックなど、ある特定の業種では、最初に審査でOKになりリスティング広告をスタートさせ、その後キーワードも広告文も広告のリンク先ページも何も変更を加えて以内にも関わらず、全てのキーワード、広告文で「審査中」となってしまい、1週間ほど広告の掲載が出来なくなってしまったという事もありますので、ケースバイケースなのではないかと思います。
先程も書いたように、故意に掲載ガイドラインの違反をする事は論外なのですが、掲載ガイドラインには細かな規定もあり、広告主の中には気付かずに掲載ガイドライン違反をしてしまい、審査の結果、掲載不可となる場合もあります。
もし掲載不可となってしまったとしても、そのような悪質なものでなければ、きちんと修正し、再審査をする事で、また掲載する事が出来るようになりますので、一度掲載不可となってしまっても諦めず、原因を見つけ、適宜修正していくと良いと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智