自分の購買行動を確認してみる

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リスティング広告は運用をしながら日々効果を測定し、そして効果を改善していく事が出来る広告です。

なので、色々と検索するユーザー(ターゲット)を想定して、そのユーザーの気持ちを考え、「どうしたらユーザーの反応が良くなるのか」を考えていかなくてはいけません。

ただ検索するユーザーを想定する、ユーザーの気持ちを考える、と一言で言うのは簡単ですが、実際にやってみると奥が深く、またそんな簡単なものじゃないなと言う事に気がつきます。

その、ユーザーを想定する、ユーザーの気持ちを考えるという作業について、やり方は様々あると思いますが、その中の一つとして、「自分の行動と照らしわせてみる」と言うものもあります。

普段リスティング広告を運用しているような方であれば、amazonや楽天などを普段から使用している方のほうが多いと思いますが、そういった何かを買う際も、「なぜこの商品にしたのか」とか、「なぜ他にも売っているショップがあるのに、ここで買うのか」といった事を意識しておくと、自社のリスティング広告の運用に役立てる事が出来ます。

つまり、自分がネットで何か欲しい商品を探して買う事だったり、なにかサービスを導入しようと検討し、お問い合わせをしてみる、というように実際に行動をしてみると、ユーザーの気持ちや考えが少し理解できるようになる場合があります。

例えば、リスティング広告の広告文一つとってみても、本当にその商品が欲しいと思って見る時と、そうでない時とでは感じ方が違います。

もちろん、買う時のシチュエーションや購買意欲の高さなどによっても変わってきますが、本当に「欲しい」と思っている時に、どういう広告文が心に刺さったのかという事を、自分が買う時に確認しておくと、施策に役立てる事が出来ますよね。

これは、広告文や広告のリンク先ページに限った事ではありません。

PCかスマートフォンなのか、という事もそうですし、掲載順位についても同じことが言えます。

「ウチのサービスはスマートフォンで問い合わせる人なんかいないよ」なんて思っていても、何かの隙間時間や移動時間に情報収集をする事もありますよね。

その時にはお問い合わせにならなかったとしても、そこでの情報収集が後のお問合わせへと繋がることだってあります。

掲載順位も、実際に自分で何かサービスを導入しようとした時に「どうせ見積もりを取らなければ決める事が出来ないんだから、上から3件くらいでとりあえず見積もりを出してもらうか」というように、決めてしまう事もあります。

もちろん、この限りではありませんが、検索をした時に出てきた広告文であまり違いが見出せなかった場合には「どうせ聞いてみないとわからないんだし」と、とりあえず上から順番に電話をかけている事もあります。

こうして、自分で実際に商品の購入やサービスの導入を検討してみると、自分自身の意外な決定方法に気がつくと同時に、それは一般の検索ユーザーでも同じ事が言えるのではないか?というように考える事も出来ますよね。

みんながみんな、自分と同じように決めているわけではないですが、「こういうユーザーもいる」と改善のヒントの一つとして検討する事が出来れば、施策の幅もより広がるのではないかと思います。

まずは自分の購買行動を確認してみるというのも、改善のために出来る事なのだと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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