チラシやDMとリスティング広告を連動させる時の注意点

カテゴリー: リスティング広告運用の考え方, 指標の改善 タグ: , パーマリンク

リスティング広告は基本的にターゲットとして考えているユーザーが、自社の商品やサービスが欲しいと思った時に、検索しそうなキーワードに対して入札をおこない、広告を表示させていきますよね。

商品を買っていただけそうな、サービスを導入していただけそうなユーザーに対して、先回りするため、キーワード選びが非常に重要になってきますし、大変な労力もかかりますよね。

ただ、こういった使い方以外でも、リスティング広告を活用しているケースがあります。

例えばチラシやDMなどに「○○で検索」と載せて、ユーザーを誘導する場合などです。

チラシなどは、限られたスペースに自社の商品やサービスの内容を載せなければいけません。

モノによっては、全て説明しきれない事もあると思いますので、そういった時には「○○で検索」というようにターゲットユーザーを誘導し、さらに深い情報を見せていくというのも、有効な手段の一つだと思います。

この場合、リスティング広告から考えると、「○○」の中にどんなキーワードを選ぶかにもよりますが、一般的にターゲットユーザーが検索しそう/しなさそう、ということに関係なく、出稿する側で好きなキーワードを選定できるので、クリック単価を低く抑える事が出来ますよね。

また、「商品を販売出来る」、「サービスのお申し込みを獲る事が出来る」という事以外に、チラシの効果測定という意味でも活用できるかもしれません。

もちろん、チラシを受け取って興味を持った人全員が検索をしてウェブサイトを見に来るとは限りませんが、興味を持った人であればある程度の数の方が、そのキーワードで検索をする可能性がありますので、その広告の表示回数やクリック数からチラシの効果がどれくらいだったのか?という測定をする事が出来ます。

さらに、そのアクセス元の地域などを調べると、どの地域にチラシを配れば反応が良いのか?という事もわかってきますよね。

この時に注意しなくてはいけないのが、「○○で検索」の「○○」というキーワードを入札する時のマッチタイプです。

これも、そのキーワードの選び方によって変わってきますが、マッチタイプを部分一致に設定してしまったら、選定した「○○」というキーワード以外でも広告が表示されるため、広告の表示回数やクリック数が、全てチラシの効果だと言えなくなってしまうので、その点だけ注意しなくてはいけませんね。

こういった手法をとる場合、特にチラシなんかだと、チラシを受け取り、その場で検索をする事も予想できるので、スマートフォンへのリスティング広告の配信設定もしっかりおこなわなければいけませんし、同じようにスマートフォンサイトも用意しておいた方が良いと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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