検索をしてみて競合他社がいないところを探す

カテゴリー: ECサイト向け, リスティング広告運用の考え方, 指標の改善 パーマリンク

リスティング広告は数年前と比べると、その認知も高まってきているので他社もだいぶ増えてきていると感じている方も多いと思います。

たまに「オレがリスティング広告を始めた頃は、他はどこも出していなかったのに・・・」とおっしゃる方もいらっしゃいますよね。

競合他社が増えてくれば、ユーザーの選択肢は広がるため、自社の広告のパフォーマンスが下がる恐れがあります。

また、クリック単価も高くなっていくため、コンバージョン率が変わらなかったとしてもリスティング広告自体のパフォーマンスは下がっていきますので、競合他社が増えることはあまりよい事だとは言えません。

ですが、他社に対して「リスティング広告を出すのをやめろよ」とは言えませんので、その戦場では他社と戦っていかなければいけなくなります。

ただ、売り上げを上げていく、ビジネスを伸ばしていくという目標から考えると、無理して競合他社と戦う必要もありません。

例えば、自社で入札しているキーワードに対して競合他社の数が増えてきたというのであれば、他社が出稿していないキーワードを探すというのもアリだと思います。

全く関連性の無いキーワードだったら、そもそもコンバージョンを獲得する事が難しくなってしまいますが、今までの顧客像を捨てて、「こういう人はお客様になるかも」というユーザー像から検索しそうなキーワードを探していくと、新たな切り口として集客していく事が出来るかもしれません。

ただ、別のキーワードを見つけ、そのキーワードに広告を出していくとなると、今までの競合他社はいなくなるかもしれませんが、全くの異業種が競合他社になるということもありますので、その辺は考慮しなくてはいけない部分ではあります。

もちろん、自社の商品やサービスに合ったキーワードで、他に出稿している会社が1件もない、という状況を見つけることが出来れば理想なのかもしれませんが、誰もいないからといって、それが良いとは限りません。

あくまでもコンバージョンを獲得する、効率よくお客様を獲得するという目的があるので、きちんとコンバージョンを獲得できるか、1件あたりの獲得コストは想定内に納まるのかなど効果測定をしながら、思うような成果があげられないならば改善をしていかなければいけませんし、リスティング広告で攻めていった結果、その切り口でアプローチするターゲット層には自社の商品やサービスが合わないかもしれないと感じたなら、そこからは撤退することも考えないといけません。

簡単に誰でも思いつくキーワードには競合他社が集まってくるのは自然な事だと言えば自然な事です。

色々と考え、試行錯誤を繰り返していき、コンバージョンの柱となる切り口を複数見つけることが出来れば、より安定した広告の運用が出来るのだと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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