リスティング広告担当者がお盆休みなど大型連休前に確認しておきたいこと
来週からお盆休みだという方も多いと思います。(休みなんてないよ!という方もいらっしゃると思いますが)
お盆休みのような大型連休の時、または会社全体がお休みの時には、顧客対応が出来ないためにリスティング広告をストップするという会社もあると思いますが、連休中であっても広告を出稿し続ける会社ももちろんありますよね。
リスティング広告の運用管理を任されている方にとっては、管理画面をチェックし、何か異常はないか、日々チェックすることが日課になっていると思いますが、お盆休みや年末年始、ゴールデンウィークなどの大型連休の時にはチェックできないという方もいらっしゃいます。
また連休中であったとしても、改善の施策は出来ないが、きちんと広告が表示されていて、尚且つ最低限のコンバージョンもきちんと獲得できるようにはしておきたいところですよね。
そんなお盆休みなどの大型連休が始まる前にリスティング広告運用担当者として確認しておきたい、確認しておかなければいけないことがいくつかあります。
まずは、なにはともあれ「予算の管理」ですよね。
業種や運用方針にもよりますが、連休中に広告費がすべて消化してしまい、広告が掲載ストップになってしまった、というのは絶対に避けなければいけない事ですので、連休中に広告費が無くなってしまわないようにあらかじめ入金をしておくなどの対応が必要です。
普段クレジットカードで広告費の入金をしているのであれば、連休中でもすぐに入金することが可能です。
また、年末年始と違って銀行が休みになるわけではありませんので、最悪の場合は銀行振り込みでも入金する事は出来ます。
この予算の管理について、通常、運用しているときに一日の上限金額をあまり決めないで運用している方もいらっしゃると思います。
一日に大体消化される金額は把握していて、広告表示の機会損失を減らすべく、一日の予算をかなり多めに設定しているという場合、連休中も何があるかわかりませんので、毎日チェックできない、という状態になるのであれば、連休の期間内は一日の上限金額を適正に設定しておいたほうが無難かもしれません。
また、予算の管理以外で確認しておきたいこととして、「お盆休みやそのほかの大型連休の時のクリック数やコンバージョンの傾向を調べる」事もやっておいたほうがいいかもしれません。
お盆の時期や大型連休の時には、検索するユーザーもお休みになっていることが多いですよね。
休みの間に広告の表示回数やクリック数、コンバージョン数が変化するというのは、ユーザーの状況が変われば十分考えられる事ですし、競合他社が休みのために広告をストップする、という場合にはクリック単価が安くなるなんて事もあります。
このように普段の数値とは少し違う動きを見せる場合がありますし、それは逆に自社にとってコンバージョン数を増やすチャンスとなる場合もありますので、お盆休み前にあらかじめその過去の傾向を確認し予測を立てて施策を仕込んでおくこと良いかもしれません。
管理画面から昨年のお盆の時期の傾向を確認したり、お盆以外の大型連休(年末年始やGW)の傾向も参考にしてみても良いかもしれません。
またGoogleトレンドなどで過去のお盆休みの時期の傾向をキーワードごとに確認したりすることも有効ですよね。
それらの傾向を踏まえて、入札価格を調整してみたり一日の上限金額を設定してみたりするなど、休みの期間中には何もできなかったとしても、事前に仕込んでおく事で普段以上の成果を上げられる可能性があります。
最後に、それでもやっぱり何があるかわかりませんので、出来る状況にあるならば、お盆休みの期間中も一日一回は管理画面を確認したほうが良いと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智