入札価格を上げるか、品質スコアを上げるか
リスティング広告を1からはじめるときに、ある程度キーワード出しを行った後、大体の予算を立てるために、キーワードツールを使って予測のクリック単価やクリック数を出します。
その時、上位表示させるための予測クリック単価を見ますが、実際に運用を始めてみると予測数値とまったく違っているという事が多々あります。
この結果を見て「キーワードツールって本当にアテにならないな~」なんて思っていませんか?
私も実際、そう思っていた時期もありましたが、この数値はあくまでも今までそのキーワードに出稿してきた広告主のデータを基に算出されているようですので、広告ランク、品質スコアを考慮した金額ではないという事になります。
リスティング広告はYahoo!、Google共に入札したキーワードに対して「品質スコア」というものが付き、キーワードのクリック単価と掲載順位に大きく影響します。
なので、この上位表示させるための予測クリック単価に合わせて入札しても必ずしも上位に掲載されない場合があるということですね。
リスティング広告を運用し、改善を行う際に「もっとこのキーワードを上位に表示させればもっと成果が上がるんじゃないか」と考える事は結構あります。
その時にもう少し入札クリック単価を上げればよいのか、それとも品質スコアを上げるための施策を行えばよいのかをパッと見で素早く判断する時に便利なのがGoogle広告管理画面にある「ページ上部表示推定入札単価」の項目です。
Google広告でしか出来ませんが、デフォルトの状態では表示されていないのでグラフの上にある「表示項目の変更」というところをクリックし、設定してください。
先程も書いたとおり、この数値は競合他社の状況に基づいて算出されているので、ただ単にこの金額に合わせれば良いというものではありませんが、品質スコアとページ上部表示推定入札単価をキーワードごとに見比べる事が出来るので、改善する側にとってはとても便利ですよね。
広告グループ内のキーワード単位での改善スピードがこの「ページ上部表示推定入札単価」の項目を表示させるのとさせないのでは全く違いますので是非一度試してみてください。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
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