サイトリンク(クイックリンク)を設定すべき理由
リスティング広告には通常の広告にプラスして、様々な情報を掲載することが出来る「広告表示オプション」というものがあります。
設定できる広告表示オプションはYahoo!広告、Google広告とそれぞれ若干違いがありますが、両方に共通して設定できる広告表示オプションに「サイトリンク(Yahoo!広告ではクイックリンク)」があります。
現在ではかなりの広告でサイトリンクを活用していますが、中にはまだ活用していない/出来ていないという方もいらっしゃいます。
また、サイトリンクを使用する事に対して、そこまでメリットを感じていないという方もいらっしゃると思います。
ですが、サイトリンクを設定することで得られるメリットは複数あるため、そのメリットも含めて掲載を検討する必要があると思います。
まず、サイトリンクの一番のメリットは「ユーザーの誘導を強化することが出来る」という点です。
サイトリンクは通常のテキスト広告で設定しているランディングページ以外のページに、専用の広告文を作って、直接誘導することが出来ます。
ユーザーの目当てのページだとわかってもらえれば、クリックされる確率も高まりますし、着地ページでのミスマッチがなくなれば離脱や直帰のリスクも減らすことが出来ますよね。
他には「広告の専有面積を広げることが出来る」というのもメリットの一つです。
通常の広告文に情報がプラスされるわけですから、その分、検索結果画面における自社の広告スペースを広げることが出来ます。
さらに、「期間限定のプロモーションなどに有効」という点もあります。
セールだったり、お得情報などのページを期間限定でアップする場合など、サイトリンクでそのページに興味のあるユーザーを直接誘導することが出来ます。
編集や削除なども簡単に出来るので、そういった期間限定のプロモーションなどにもかなり使いやすいのではないかと思います。
最後に、「品質スコアへの影響」も挙げられます。
Google広告は昨年10月のアップデートにより、サイトリンクを含む広告表示オプションも品質スコアの評価に加味されるようになりました。
しかも、影響があるのは”プラスの場合のみ”で、設定することによる悪影響は一切ないという事も発表されていますので、品質スコアを改善したいと思うのであれば、ひとまずサイトリンクなどの広告表示オプションを設定したほうが良いのかもしれません。
以上、サイトリンクを使用するメリットです。
もちろん、全てにおいて使ったほうがよいというわけではなく、こういったメリットも合わせて考えて、サイトリンクを使用する/しないを検討すべきかな思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智