リスティング広告が表示されない時の原因
公開日: 2014年8月18日
リスティング広告はアカウントを開設し、広告費を入金後、広告を出したいキーワードを入札し、そのキーワードに対して広告文と広告のリンク先ページを設定すれば広告を出稿することが出来ます。
ただ広告を出すだけであれば、比較的簡単に出すことが出来ますが、中には入札したキーワードで検索をしてみたけど、全然広告が出てこない、という方もいらっしゃいます。
このように、リスティング広告でキーワードを設定しているにも関わらず広告が表示されないという場合、原因はいくつかありますので、まずは原因を見つけることが先決です。
まず、広告が表示されない原因として「審査NG」という場合があります。
リスティング広告は掲載ガイドラインにより、広告を出稿することが出来ない業種があります。
そういった業種は当然、審査によりNGと判断され、広告を出稿することが出来ません。
他には掲載ガイドラインで個別にルールが定められている業種もあるので、そういったものに抵触していたら、それも審査NGとなり、掲載することが出来なくなります。
こういった審査についての問題は、出来ることならばアカウントを開設する前や広告費を入金する前に事前に確認しておいたほうがよいですよね。
広告掲載が出来ない業種となっているものは、もちろん何をやっても広告掲載できませんが、個別にルールが定められているものであれば、キーワードや広告文、広告のリンク先ページを修正すれば広告掲載が可能になることもあります。
ですが、場合によってはそのまま掲載ができなかったりすることもありますし、アカウントへ入金した広告費は返金することが出来ますが返金に時間がかかったり、返金手続きが面倒でもありますので、出来たら広告費の入金前までには掲載ガイドラインなどを確認し、審査に通るような状態にしておく必要があると思います。
他には「予算不足」によって、広告が表示されないという事があります。
入金した広告費が全て消化してしまった、という場合はもちろんですが、キャンペーンごとに設定している「1日の予算」を低く設定してしまった場合などにも、広告の掲載がストップされてしまいますので、ある程度余裕のある設定をすることで、この問題は解消されます。
この他には「キーワードの入札価格が低すぎる」ために広告が表示されないケースがあります。
あまり入札価格を低く設定していると広告が表示されません。これは競合他社がどれくらいの金額で入札しているのか、そのキーワードの品質スコアはいくつか、によっていくら以上にすればよいのかは変わりますので、一概に「○○円以上に設定せよ」とは言えませんが、Google広告では「First Page Bit」、Yahoo!広告では「1ページ目掲載に必用な入札額」を参考に入札すると、解消されていきます。
この「キーワードの入札価格が低すぎる」ということとも少し関連しますが、「品質スコアが低すぎる」場合も広告が表示されません。
品質スコアが1とか2の場合には、広告文とか広告のリンク先ページに、明らかな何かしらの問題があると思いますので、そう行ったところを確認し、改善していかなくてはいけません。
また、Google広告では、キーワードのステータスの横にある小さい吹き出しで、Yahoo!広告では品質インデックスの横の吹き出しで品質に関する問題を確認することが出来るので、そちらも確認してみるとよいと思います。
最後に「除外キーワードの設定ミス」によっても、広告が表示されないことがあります。
部分一致で入札＆部分一致で除外キーワード設定などを場合、広告を出したいと思っているキーワードも除外されてしまった、という事もあります。
除外キーワードの設定は意外と頭を使う部分ですので、どういう検索キーワードの時にキーワードが表示されて、どういう検索キーワードの時に広告が表示されないのか、という事をきちんと考えて設定するようにしましょう。
以上です。
広告が表示されない原因は様々ありますので、まずはその原因を見つけ、きちんと対処していきましょう。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
