Google広告 完全一致とフレーズ一致の「類似パターンを含めない」オプションがなくなります

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先日、Google広告の公式ブログでも発表されましたが、Google広告でキーワードのマッチタイプを「完全一致」や「フレーズ一致」で設定している場合に選ぶことが出来た、誤字や表記ゆれなどの類似パターンを含めるか、それとも含めないか、というオプションがなくなるそうです。

類似パターンを含める/含めない

類似パターンを含める/含めない

今後は「類似パターンを含めない」というオプションがなくなり、完全一致、フレーズ一致で入札している場合には誤字や表記ゆれの検索キーワードであっても、基本的には広告が表示されるという事になります。

具体的に、誤字や表記ゆれというのは以下のようなもので、それぞれ「類似パターンを含める」に設定しておくと広告が表示されます。

誤字:完全一致「ピンク 花」→検索キーワード「ピング 花」
表記ゆれ:完全一致「テニスウェア」→検索キーワード「テニスウエア」

現在、「類似パターンを含めない」という設定をしている方は、上記の例でも広告が表示されませんが、今後はこういったケースでも広告が表示されていくという事になります。

このGoogle広告の公式ブログでは、「Google検索の7%以上には誤字、脱字が含まれております」と書いてあり、完全一致、フレーズ一致の類似パターンを含める、と設定した場合には、クリック数も「平均7%以上増え、クリック率やコンバージョン率も同様に良好な伸びを示しました。」とあります。

本当の意味で誤字や表記ゆれであれば、検索をするユーザーの気持ちはターゲットとして考えているユーザーのそれと変わりはないので、類似パターンを含めたとしても、広告の表示回数やクリック数が増え、その分コンバージョン数も増えるという事は想像できますよね。(クリック率やコンバージョン率が伸びるかどうかはちょっとわかりませんが・・・)

しかし、単純な誤字や表記ゆれではない場合・・・、例えば、「○○」というキーワードを完全一致で入札していたが、その「○○」とはあまり関係のない、全く別のもののサービス名が○○をもじったような「○○’」というものだった場合、Googleが「○○」の誤字だと判断し、「○○’」で検索をされた時にも広告を表示させてしまった(わかりにくい例えでスイマセン)、というような場合、「○○’」で検索をした人が広告をクリックしたならば、それは無駄なクリックになってしまいますよね。

そういった例は、数としてはあまり多くないのかもしれませんが、もしそういった状況になるようでしたら、今回の変更でパフォーマンスが下がる恐れがあるので気を付けなければいけません。

また、誤字や表記ゆれというのは、あくまでGoogleが判断するものであって、例で示されているもの以上に拡大解釈されて広告として表示される事もあります。

そういった場合、Google広告では完全に一致するキーワードを優先して配信するので、その誤字や表記ゆれキーワードを別のキーワードとして入札し、単価調整委などをして対応するようにとの事です。

ちなみに、この「類似パターンを含めない」オプションがなくなるのは9月の後半との事。

もし、このオプションに設定していたとしたら、9月の後半以降、広告の表示回数やクリック数などに変化がある場合がありますので、その点気を付けて見ておいたほうがいいかもしれませんね。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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