アクセス数が少ない土日にする施策
公開日: 2014年9月16日
リスティング広告はアクセス解析の数値と組み合わせて効果測定する事で、様々な数値を確認する事が出来ます。
その数値を見ていくことで、より詳細に「どんな人が」ウェブサイトを見てくれているのかを確認する事が出来るので、色々な施策に役立てる事ができますよね。
アクセス数が多い日、少ない日、または多い時間帯、少ない時間帯などは扱っている商品やサービス、狙っているターゲットによってだいぶ変わってくると思いますが、個人向けではないサービスや商品を扱っている場合、土日や祝日のアクセス数が大幅に落ち込むことってよくありますよね。
確かに、BtoBであれば業務時間中にウェブサイトを訪問するというユーザーが多いと思いますので、アクセス数が少なくなるというのはしょうがないと言えばしょうがないですよね。
中には、土日はターゲットが少ないからと広告を停止してしまっている広告主の方もいらっしゃいます。
広告を停止にする/しないというのは予算との兼ね合いもありますし、「土日はしっかりとした顧客対応が出来ないから」という理由で停止にする事もあると思います。
また、「明らかに無駄なところには投資をしない」というのはリスティング広告を運用する上で非常に重要な考え方ですので、きちんと効果測定した上で無駄だと判断した、などというように、きちんとした理由で広告を停止にしているというのであれば問題ありません。
ですが、きちんとした理由もなく土日は広告を停止にしてしまっている場合や、「アクセス数が少ないから」というだけで何も施策をしないという場合、その、少ないアクセスが「質の高いアクセス」だったとしたら、何もしないのは非常にもったいない事ですよね。
土日などの休日にも探しものをしているユーザーなので、もしかしたら平日よりも興味、関心を持って訪問しているかもしれません。
また時間にある程度ゆとりがあるので、ゆっくりとじっくりと競合他社と比較検討をしているユーザーかもしれません。
そういったこともユーザーの滞在時間やPV数、直帰率などアクセス解析の数値から読み解いていく事が出来ます。
もし仮にアクセス解析からそういったデータを読み取る事ができたとしたら、専用のランディングページを用意したり、土日用の広告文を用意したりと、色々と施策を打つことが出来ます。
また、興味関心の高いユーザーを取りこぼさないために土日はより高い順位で広告が掲載されるように設定しておく事も出来ます。
何もしないよりも手間はかかってしまいますが、手間を惜しんでしまったら先には進めませんからね、今では細かく設定する事が出来るスケジュール機能がありますので、そういった便利な機能を使う事で効率よく広告をコントロールする事が出来ます。
アクセス数が少ない部分については、リスティング広告を改善していくときも対策が後回しになってしまうこともありますし、アカウントへの影響もそんなに大きくないため、そのままほったらかしにしてしまう事もあると思いますが、1件のコンバージョンが大きな売り上げになるBtoBビジネスだからこそ、その1件を取るための施策ということを常に考えていく事が成果に繋がるのだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
