実店舗を運営している方に役立つ距離レポート
リスティング広告はECサイトやウェブから反響を得るような業種以外にも、実店舗を運営されている方でも活用する事が出来ますよね。
スマートフォンが普及し、モバイルの検索が増えていく中で、こうした実店舗の集客用にリスティング広告を活用する方も増えていますし、Googleも以前から実店舗の集客には力を入れてきていますよね。
その実店舗の集客でリスティング広告を使っている方にとって、役立つレポートの一つに「距離レポート」というものがあるのはご存知ですか?
これはGoogle広告で住所表示オプションを利用している場合、その店舗から検索をして広告を見たユーザーまでの距離を知る事が出来ます。
確認する方法は、まずGoogle広告の管理画面を開き、[詳細分析]タブをクリックします。
そして[表示:]のところで「距離」を選択。
すると、「1km以内」、「5km以内」、「10km以内」というように、その距離ごとの数値が全て確認する事が出来ます。
これで見る限り、15km以内のユーザーで10件のコンバージョン、15km~65km以内で2件のコンバージョンなので、広告の配信地域を15km以内に設定するだとか、費用対効果が10km以上からは費用対効果が悪くなるため、10km以内に配信を限定するだとか、そういう事が確認出来ます。
もちろん、実店舗の場合、リスティング広告を見てウェブ上でのアクションは起こさなかったけど来店した、という事も十分考えられ、このようにフォームで計測が出来るコンバージョンというのは限られてきますので、コンバージョン数やコンバージョン率、1件あたりの獲得コストではなかなか判断しづらい事も多いですが、表示回数やクリック数なども距離ごとの違いを見つけることで、次の施策につなげていく事が出来ますよね。
Google広告に限らず、Yahoo!広告でも普段は見ていないようなレポートがありますので、そういったものを活用していく事も大切だと思います。
ちなみに今のところ、Yahoo!広告はこの距離レポートの機能がありませんので、確認する事は出来ません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智