リスティング広告を導入する意味を忘れないように

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リスティング広告を導入した意味を考える、または忘れないという事は常日頃から言っている事ですが、これはどういう意味なのか一言で言うと「利益を出す事を最優先に考えろ」という事です。

リスティング広告を出稿した事のある方ならわかると思いますが、リスティング広告では様々な数値が出てきます。

広告の表示回数やクリック数、クリック率、掲載順位など広告の掲載結果の数値から、コンバージョン数やコンバージョン率、1件あたりの獲得コストなど広告の成果の数値、品質スコアのように広告の掲載結果や成果に間接的に関わってくる数値など、色々出てきます。

またアクセス解析の数値など見てしまったら、それこそ憶えきれないくらい様々な数値が結果として出てきます。

リスティング広告はそれらの数値から、目標をクリアしていないのであればその原因を探し、原因に対して適切な施策を行い、数値を改善していくことでより多くの成果を上げていくことが出来る広告です。

出てくる数値から、あれこれと考え、施策をしていくと、いつの間にか、数値ばかり追いかけてしまい、”利益”という部分が見えなくなってきてしまうことがあります。

たまにこういった話をすると、純粋に「そんな人いるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃいますが、実際、長年自社のリスティング広告を運用されてきたという方々の中には、そういう方が結構多くいらっしゃるな、という印象があります。

利益を上げるために「クリック率を3%以上にしろ」と言うのであればわかりますが、「クリック率が低いから3%以上にしろ」と数値ありきで考え、施策をしていくと、”リスティング広告はうまくいっているのに利益が出ていない”という状態になってしまう恐れがあります。

その時に、再度「利益を上げるために」という考えに立ち戻る事ができればまだ良いですが、サラッと管理画面を眺めて「品質スコアが5とか6だから悪いんだ」なんて、見当違いな考えに至ってしまうケースもあります。

リスティング広告の運用は数値と向き合い、数値を改善していく事なのですが、元々、リスティング広告を導入した意味を忘れてしまうと、ただの数字遊びになってしまいます。

そうしないために、リスティング広告を導入した意味を常に考え、目標を達成するためには・・・と、その目標から逆算して施策を考えていく事がリスティング広告を運用するときの一番大切な考え方だと思っています。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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