日本語のおかしな広告文
リスティング広告はユーザーがキーワードで検索したときに広告が表示されますよね。
広告文には、見込み客と思われるユーザーを呼び込むという役割がありますが、その一方で見込み客ではない(ターゲットではない)ユーザーを呼び込まないという役割もあるので、無駄なクリックをさせないための運用を行うのであれば、きちんと考えて広告文を作っていかなくてはいけません。
この広告文についてですが、たまに「これ日本語としておかしくないか?」というものもありますよね。
伝えたい意味はわかるけれども、日本語としておかしい、または声に出してみるとおかしいという文章など。
中には日本語にうるさい人から見たら「けしからん」と怒られそうなものもあります。
もちろん、どちらが良いかといわれたら、きちんとした正しい日本語が良いのかもしれませんがリスティング広告の広告文においては、正しい日本語ではなくても構わないと思います。
もうメチャクチャで、そもそも何を言っているのかわからない、理解出来ないような広告文は論外ですが、意味として伝わっているのであれば日本語に少しおかしな事があったとしても特に問題はありません。
リスティング広告の広告文の役割というのは、先程も書いたようにターゲットユーザーを呼び込むため、またはターゲットではないユーザーを呼び込まないためものです。
ユーザーにとってピンと来るのであれば、それこそ文章になっていなくても、単語の羅列とかでも良いですし、ターゲットを呼び込む/ターゲットではないユーザーを呼び込まない、という役割をきちんと果たしているのであれば、細かい文法の間違いであったり、ら抜き言葉だったとしても、良いのではないかと思います。
リスティング広告の広告文は文字数が限られているので、その限られた文字数内で、正しい日本語にするあまり、商品やサービスの良さや特長などが伝わらない広告文にしてしまっては、広告効果も下がってしまいますので、広告を出稿する意味から考えると非常に残念ですよね。
また、わざと、あえて変な日本語を使って「ん?なに?」と思わせる広告文をたまに見かけることがあります。
たくさんある広告文の中に埋もれないために、ユーザーにちょっと足を止めてもらうためのテクニックなのかもしれませんが、そういった方法も一つの手だと思いますし、そこからクリック→コンバージョンへと繋げていけるならばそれに越した事はありません。
検索をするユーザーの中にはじっくりと広告文を読む方もいらっしゃるのかもしれませんが、「広告文は基本的には読まれないもの」という言葉もあるくらいですので、細かな文法にこだわるよりも、限られた文字数でターゲットの方がピンとくるような、そんな広告文作りを心掛けていったほうが良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智