コンバージョンデータから客層をコントロールする

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リスティング広告は大抵の場合、集客の強化であったりお問い合わせ数を増やすために導入するのだと思います。

最初のうちは、どんなお問い合わせであっても有難く対応をしていたのに、そのうちお問い合わせの数が増えていき、様々なお客様の対応をしていくうちに、「なんでこんな大変な目に遭うのだろう」と考える方もいらっしゃるみたいですね。

例えば、クレーマーとまでは言わないまでも、それに近い感じのお客様で、そのお客様の対応をしているうちに、一日が終わってしまった、という事などもあるようで、「こんなお客様ばかりになってしまったら・・・」と考えている方もいらっしゃいます。

よく聞くのがYahoo!とGoogleの客層の違いです。

今までYahoo!広告だけやっていた広告主の方が、Google広告を導入した後に、「なんか客層が変わったな」と感じるという事は聞きます。

もちろん、”Yahoo!かGoogleか”というだけでユーザーを判別してしまうのは危険な事ですし、Yahoo!広告とGoogle広告では、仮に設定が同じであっても、クリックされるキーワードの傾向などが変わることがほとんどですので、その”中身”をきちんと精査しないと、一概にYahoo!ユーザーだから、とか、Googleユーザーだからというようには言えないのですが、検索エンジン別にしろ、キーワード別にしろ、数を多くこなしていくと傾向が見えてくるもの事実です。

せっかくコンバージョンになったのに「面倒だな」と感じながらお付き合いをしていかなければいけないのだとしたら、それは自社にとっても、そのお客様にとっても不幸な事ですよね。

「これからもお付き合いしていきたいな」と思えるユーザーとお付き合い(コンバージョン)を増やしていくに越した事はありませんよね。

リスティング広告では、完全にコントロールする事は難しいかもしれませんが、ある程度、こういった客層をコントロールしていく事が出来ます。

“今後もお付き合いしていきたいお客様”のコンバージョンと、”あまりお付き合いしていきたくないお客様”のコンバージョンを、キーワードはもちろん広告文や時間、曜日、デバイスなどのリスティング広告のデータや、お問い合わせをいただいた経緯、最初の商談で話した内容など、そういったデータを積み重ねていき、そのデータをアカウントへ反映させていく事で客層の改善をしていく事が出来る場合があります。

もちろん、「こういうお客様とはお付き合いしたくないな」と感じる事は、何もお客様だけが悪いというわけではなく、自社にその原因があることもあります。

これはリスティング広告とは関係のないところですが、あまり絞り込むと、当然ですが”数”が取れなくなっていきますので、お客様を選別するのも一つの方法ですが、自社のお客様への対応なども合わせて見直していく事も必要なのかもしれませんね。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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