年末年始用のプロモーションを考えてみる
もう今年も1ヶ月を切りましたね、最近特に時が経つのを早く感じるようになりました。
2014年~2015年年末年始の広告審査についてのスケジュールがYahoo!広告、Google広告から発表され、年内に反映させるのであればYahoo!広告は12月18日(木)まで、Google広告は12月22日(月)までに、新しいキーワードや広告文の入稿を済ませるようにしなくてはいけません。
年末年始のリスティング広告について、「休業期間だから広告を止めてしまう」という方もいれば「今までと変わりなく出稿し続けていく」という方もいらっしゃいます。
広告を出稿し続けるのか、それとも止めてしまうのかというのは、お客様の対応が出来るのか、出来なくても後からで大丈夫なのか、またはその時に対応が出来ないとサービスとして成り立たないのか、など、いろいろ事情によって変わってくるのだと思います。
「年末年始も今までどおり広告を出稿し続けていく」という方、普段と同じような広告を出し続けていくのではなく、今年は”年末年始用のプロモーション”を考えてみるのはいかがでしょうか。
もちろんこれは扱っている商品や商材、サービスによって変わってくると思いますが、こういった年末年始のような”通常とは少し違う”場合、検索するユーザーの状況もいつもとは違うということを意識すると、より効果的なプロモーションをおこなう事が出来ます。
年末年始もお仕事、という方もいらっしゃいますが、普通の方は大抵お休みになります。お仕事が休みであれば、検索をする場所が変わりますよね。
会社ではなく自宅だったり外出先であったりしますし、そうすると検索をするデバイスも変わる可能性があります。
普段はパソコンからの検索が多いウェブサイトだったとしても、タブレット端末やスマートフォンからの検索が多くなる事も十分考えることが出来ますし、もしそういった仮説を立てるならば、タブレット端末でウェブサイトを見たときにはどういうように見えるのか、スマートフォンで見た時にはどう見えるのか、など検討をしておくことも必要になってきます。
スマートフォンユーザーへの露出を増やすならば、入札価格の調整率を普段より高めに設定しておくなども考えていかなければいけません。
また、仕事であれプライベートであれ、”年始”をきっかけに何か新しいものを始めよう、というユーザーもいらっしゃいますよね。
「今年は去年と違う1年にしよう」と考え、スポーツクラブに通おうかと検討したり、なにか習い事を始めようかと検討する方も多くいらっしゃいます。
そういった方に向けた広告を仕掛けていくというのも面白いですよね。
習い事とかではなくても、普段から使いなれているモノを「新しく新調しよう」と考える方もいらっしゃいますし、そうやって考えていったら様々な業種/業界で活用できそうな気がします。
このほかにも、年末年始は親族と顔を合わせる機会がある、という方も増えますよね。
何か大きな買い物や、そういった親族の理解を得たい場合などは、普段はその本人に対して訴求している広告を、親族の方へ向けたものにしていくというのも、面白いかもしれません。
BtoCの商材やサービスではなく、BtoBの商材、サービスであったとしても、同様に年末年始は検索をする状況が変わってきます。
普段は忙しく、ゆっくり比較検討が出来ないけれども、休みの間は少し時間があるからじっくり考えてみよう、というユーザーもいると思いますので、そういったユーザーの状況に合わせた伝え方に変えていくだけで成果が変わる事もあります。
今回は「年末年始だから」ということで紹介しましたが、これは年末年始に限った話ではなく、普段から、「ユーザーはどのような状況で検索をするのか、どのような状況で探しものをするのか」を想像し、広告の出稿の仕方や表現などを考えていくと、今まで以上の成果を上げていけるのではないかと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智