ターゲットは誰なのか、もう一度考える
リスティング広告はキーワードを選定することでそのキーワードで検索をしたユーザーに対して広告を表示させることが出来る広告です。
なので、ターゲットに対してピンポイントで広告を表示させることが出来ますよね。
「ターゲットを決める」ということは、リスティング広告を導入した一番最初に決めているのだと思いますが、それが時が経つにつれて、徐々に変化してしまっていることがあります。
「徐々に変化」と言うと違和感がありますが、リスティング広告を開始した当初は、ターゲットに向き合っていたのに、リスティング広告の運用をして改善を重ねるうちに、ターゲットから狙いが外れてきてしまった、という事は、よくあることですよね。
また、「想定していたターゲットは、実は本当の狙っていたターゲットではなかった」なんてこともあります。
そういった相違による間違った情報発信をリスティング広告でしてしまうと、コンバージョンを獲得できなくなってしまうばかりか、無駄なクリックを増やす原因にもなりますので、早急に見直しをしていかなければいけません。
リスティング広告を運用することによる数値やデータから、「本当にターゲットに向いているのか」という検証をすることは出来ますが、「ターゲットはそもそも誰なのか?」というところまではわかりません。
なので、ターゲットの見直しをする場合には、一度思考をリセットしてから考える必要があります。
・ターゲットは何に悩んでいるのか?
・ターゲットは何を解決したいのか?
・ターゲットはどこで悩んでいるのか?
・ターゲットの(自社商品に対する)知識レベルはどれくらいなのか?
・自社の商品はどんなことに役立てることが出来るのか?
・自社の商品はどんな悩みを解決できるのか?
・自社の商品はターゲットのどの層に対してマッチするのか?提供していきたいのか?
こういった「ターゲットは誰で、なんで自社の商品を検索するのか?」というところと、「結局誰に売っていきたいのか?」というところを考えると、結構スムーズに考えがまとまりますよね。
こうして出てきた「誰に売っていくか=ターゲット」を現在のアカウントに設定してあるキーワードや広告文、広告のリンク先ページの文言などと照らし合わせると、「こんなキーワードじゃ検索しないよな」とか「この文言だとあまり伝わらないよな」というように改善点が見つかることが多いです。
「リスティング広告を始めた当初は反響があったのに、最近全然反響がないんだよね」という方がたまにいらっしゃいます。
別に手を抜いている訳じゃなく、定期的に確認もしてるし悪いと思う部分には手を入れて改善しているのに、以前よりもパフォーマンスが下がってしまった、というのですが、そういった状態の方は、最初に書いたように狙いどころがズレてしまっている場合が多いです。
そのような時には、上記のようにターゲットを見直し、「誰に向かうべきなのか」をもう一度考えてみると良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智