その数値の裏にある原因を考える

カテゴリー: リスティング広告運用の考え方 タグ: パーマリンク

リスティング広告を運用し、日々数値をチェックしていると、「あれ?」と思うようなことがよくありますよね。

表示回数が急激に増えた/減ったとか、掲載順位が急激に上がった/下がったとか。

何か意図を持ってやった施策に対しての反応であれば、そんなに驚いたりしないのかもしれませんが、特に何もやっていない、手を加えていない部分で、なぜだか数値が急激に変化してしまうという事は、少なからず経験をされていると思います。

もちろん、あまり過剰に反応せず、「こんな事もあるさ」とどっしり構えておく事も時には必要ですが、そういった数値の変動が起こったときには、例えば「表示回数が増えた」という結果だけを見るのではなく、その裏で何が起こったのか?原因は何なのか?と考えておいたほうが良いと思います。

「別に成果に影響が出ないならいいや」と思っていても、その成果に影響が出ていないのは、その数値の変動が起きてから1日、2日くらいの話だからであって、その後もその状態が続くようならコンバージョン数の減少や1件あたりの獲得コストの高騰に繋がる可能性もあります。

何か対策を打つにしても、小手先で数値をコントロールする事は出来るかもしれませんが、そもそもの原因がわからなければ的外れな施策になる可能性だってあります。

様々な数値が悪くなり、費用対効果が悪くなった、コンバージョン数が少なくなったという「結果」はもちろん大事なのですが、その結果にだけ目を向けるのではなく、”そうなってしまった原因”に対して、きちんと答えを出し、その原因から改善策を探っていくという事が、的外れな施策をなくし、正しい施策をしていく上で非常に大切な事だと思います。

この、数値が変動したときの原因をきちんと考えておくという事、自分ひとりで施策をしているわけではなく、チームを組んで運用している方や、施策自体はひとりでやっているが、施策の方針や内容を上司に報告をしないと方にとっても非常に大切な事ですよね。

ただ単に「何が上がって、何が下がった」と、数値としての結果を提出するのではなく、「○○が下がった、原因は△△によるものと考えられます」というように、原因までも共有出来ると、議論も深まりますし、原因によってはリスティング広告だけで改善が出来ない場合もあります。

そのように原因をきちんと共有していけば、さらに成果を出せるような施策を進めていける可能性も広がりますので、そういった点を心がけるようにしたほうが良いと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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