除外地域設定を活用し、無駄なクリックをなくす
リスティング広告を効果的に運用するためには、”ターゲットに的確に広告を届ける”という事が重要ですよね。
ターゲットではないユーザーからのクリックを増やしたところで、成果につながる確率は低くなるだけですので、そういったユーザーに対しては出来るだけ広告を表示させないという事も、広告の費用対効果を高める上では非常に大切なことだと思います。
リスティング広告には様々なターゲティング機能があり、それぞれ狙っているユーザーに的確に広告を届けるようにしていく事が出来ますが、そのうちの一つに「地域ターゲティング」というものがあります。
例えば、東京都内で実店舗を営業している方で、リスティング広告を活用し集客している場合、日本全国に広告を配信するのではなく、”東京都内プラス、神奈川、千葉、埼玉くらいまで”と、地域を限定して広告を配信する事が出来るターゲティング機能です。
この地域ターゲティング設定ですが、都道府県レベルだけではなく、市区町村レベルでも配信設定をする事が可能ですし、”広告配信を指定した地域内の一部にだけ広告を配信しない”なんていう、「除外地域の設定」も可能です。
東京都内、千葉県内など、同一の県内であったとしても、ターゲットにならない地域がある、という方もいらっしゃると思います。
「そんなに数が多いわけじゃないから」などと考え、そのままにしておくと非常にもったいないですし、ターゲットではないユーザーへの広告配信は、ハッキリ言って無駄になりますので、上記のようなケースに該当する方は多少の手間はかかっても除外地域の設定をする事をお勧めします。
除外地域の設定方法ですが、Yahoo!広告の場合は、まずキャンペーン設定情報からターゲティング設定の[編集]をクリック。
「地域」のところに、一覧があるので、広告配信したくない地域を選択し、[除外]をクリックすると、除外地域のほうへ登録されます。
この地域の一覧は都道府県ごとになっていますが、都道府県名の前の「+」をクリックすると市区町村名も出てくるので、市区町村ごとに広告の除外設定をする事が可能です。
また、キャンペーンの[ターゲティング]→[+地域を編集]からも同様に設定する事が出来ます。
Google広告のほうも同様に、設定をしたいキャンペーンを選択し、[設定]→[地域]→[+地域]をクリックします。
すると、広告配信地域の編集画面になりますので、検索窓から地域を検索し、出てきた候補の中から除外したい地域を探して、[除外]をクリックすると、除外地域として登録する事が出来ます。
以上です。
その地域はリソース的にカバーできないとか、その地域には営業所がないから対応できない、その地域の商品は扱っていない、など、色々考えると除外地域の設定もかなり有効活用する事が出来ます。
このように”無駄なクリックをいかに発生させないか”というのもリスティング広告を最適化していく上では非常に重要ですので、細かなことかもしれませんが一つ一つ検討していくと良いと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智