リスティング広告の予算は柔軟に
リスティング広告は広告主側で広告予算を自由に設定する事が出来るというのも特徴の一つですよね。
もちろん、企業のマーケティング活動はリスティング広告だけではないと思いますので、そういった活動予算の中から、使える分だけ、使いたい分だけを時期などに合わせてコントロール出来るのは、ある意味使い勝手の良い広告だと言えるかもしれません。
ただ、自由に設定が出来る分、「いくらにしたらいいのか?」、「どうやって予算を決めればいいのか?」など、悩まれてしまう方も少なくないと思います。
リスティング広告の予算を決める方法や考え方は様々あると思いますが、一般的な算出方法として、目標コンバージョン数と1件あたりの獲得コストから計算する方法があります。
例えば、目標コンバージョン数を50件と設定し、1件あたりの獲得コストを5,000円以下にしたいと考えたならば、50件×5,000円=250,000円を、まずはリスティング広告の予算として考えて、運用をしていけば大きな間違いはしないのではないかと思います。
最初の段階はこのようにしてリスティング広告の予算を決めていっても大丈夫だと思いますが、運用開始後は、最初に決めた「予算250,000円」にあまりこだわらず、その時その時で柔軟に広告予算を変えていくという事も考えていったほうが良いと思います。
リスティング広告を運用していくと、「ここで予算を投下したらもっといける!」とか「ここは集客しておかないといけないところだ」という場面がよくあります。
限られた予算内で、無駄なものは省き、最適化をおこなっていきますが、それでも「もう少し伸びしろがあるんだけど予算が足りない」という事になる事もあります。
そういった時に機会損失を生んでしまうのは非常にもったいない事ですし、リスティング広告は予算の強弱をつける事でパフォーマンスを引き出していく事も可能なので、出来る限り予算は柔軟に変更出来るような体制にしていったほうが良いと思います。
予算は無限だ!なんて方は、おそらくほとんどいないと思いますが、それでも、効果が望めるならある程度の範囲までは出すよ、という方は大勢いらっしゃいますよね。
予算に縛られていると施策の幅を狭めてしまい、本当はもっとパフォーマンスが出せる施策があるのに、そこまでの発想に至らないなんてことにもなりかねませんので、広告予算は出来る限り柔軟に変更する、と考えておいたほうが良いと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智