「検索ボリュームが少ない」と表示されているキーワードが広告表示されない理由と対処法
公開日: 2012年6月5日 ／更新日: 2017年10月24日
リスティング広告でキーワードをビッグキーワードからニッチなキーワードまでたくさんのキーワードを入札して運用されている方も多いと思います。
リスティング広告はたくさんのキーワードを広告枠に表示させる事が出来るというのも特徴の一つですが、たくさんの登録したキーワードの中で、特にニッチなキーワードをGoogle広告の管理画面内、「キーワードのステータス」を確認すると「検索ボリュームが少ない」と表示されているケースがあります。
「検索ボリュームが少ない」表示
たくさんキーワードを登録しているのであれば、複数のキーワードでこの表示がされているケースもありますが、ステータス横の吹き出しマークにカーソルを合わせると「このキーワードは Google 関連サイトであまり頻繁に検索されないため、広告の表示につながっていません。」とあります。
そういったキーワードを実際に検索エンジンから検索してみると、確かに自社の広告は出てきません。
でも競合他社の広告は出ている・・・。
「なぜウチの広告だけ表示されないのか・・・」、という風に思った方もいらっしゃると思います。
この管理画面内、キーワードのステータスのところの「検索ボリュームが少ない」という表示に対して、Google広告ヘルプに以下のような説明があります。
『Google での検索履歴がほとんどないキーワードに表示されるステータスです。
このキーワードは、検索トラフィックが増加して広告を表示できるようになるまで非アクティブとなります。
「検索ボリュームが少ない」と表示されるキーワードは、Google での検索トラフィックが極めて少なく、ほとんどのユーザーの検索とあまり関連性がありません。このため、これらのキーワードで広告が表示されないよう、一時的に非アクティブにされます。
これらのキーワードの検索クエリ数が少しでも増えると、キーワードは再度アクティブになり、広告が表示されるようになります。このステータスの確認と更新は週 1 回行われます。』
つまり、キーワードを入札していてもそのキーワード（検索クエリ）が今までユーザーにほとんど検索されていなければ、どんなに入札したところでそのキーワードでの広告掲載はしていません、という事です。
しかし、このキーワードに対して検索する人が少しでも増えてくると自動的に広告表示されるようになる、そのステータスの確認は1週間に1度だそうです。
この現象はYahoo!リスティングでも同様に見られますが、解決策としては「1週間待つか、それでも表示されなければ別のキーワードを入札する」ということを推奨しているようです。
1週間待っても検索する人が増えなければ広告は停止したままなので、その時は別のキーワードを入札しろという事なのですが、私は今までこういったケースの場合、自分でグーグル、ヤフーなど検索エンジンでそれぞれ2、3回検索を行えば1日～中1日ほどで広告表示されるようになりました。（もちろんこれですべて解決されるわけではないと思いますが・・・）
「検索ボリュームが少ない」キーワードはそもそも検索する人が少ないため、入札する意味がないと感じるかもしれませんが、例えば新商品をリリースしたときの商品名だったり、「○○で検索」と書いたチラシなど紙媒体と合わせてリスティング広告を活用するときはこのような現象が起こる可能性があるので、そのときはぜひ試してみてください。
最後に、「検索ボリュームが少ない」キーワードを検索してみたときに、競合他社が表示されているのに自社の広告が表示されていないという現象は、その入札している「検索ボリュームが少ない」キーワードが「固有名詞＋一般名詞」というようなキーワードだったから。
競合他社はそのキーワードの一般名詞に対しての部分一致として広告表示がされているだけということだと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
